【やること多い】ドラッグストアの仕事内容まとめ【登録販売者の業務も紹介】

※ この記事は、ドラッグストアに転職したい方からの依頼で作成しました

登録販売者がどんな仕事をするか教えてほしい
ドラッグストアの仕事内容を詳しく知りたい
業界未経験でも、やれるかどうか気になる

こんな疑問にお答えします。

この記事では、登録販売者の仕事内容を紹介しています。

さらに、全国にあるドラッグストアが一体どんな仕事をしているのか、ここも解説しています。

あなたの思い描く理想の仕事とは、少しちがうかもしれませんよ…?

※ 会社によっては、仕事内容が若干異なる場合があります

意外と知られていない地味な作業なんかもあったりするので、これからドラッグストアに就職・転職したい人はご覧ください。

おそらく、この記事を最後まで読み終えると、記事のタイトルどおり「やること多いなぁ」と思ってしまうかもしれません。

もし現在、あなたがドラッグストアで働いているなら、いろんな感想があるでしょう。

「うちのお店も、この作業やってる〜!」

「他の店舗はこんな仕事もやっているのか、これはきついだろうなー!」

どうぞ、あなたのお店と比べてみてください。

※ 私の職場、上司・友人・知人の話を元に作成しています。会社によって細かい業務内容は異なるので、あらかじめご了承ください

申し遅れました、私はドラッグストアで働いている、登録販売者のリンネという人です。

久しぶりに記事を仕上げたら、かなり長い文章になってしまいました。

時間のあるときに、まったりお読みください。

(読書感想文の原稿用紙、30枚以上のボリュームです)

【はじめに】会社によっては仕事がきつい

まず前提として、ドラッグストア業界全体に言えることですが…

会社によっては、仕事がきついと感じる場合があります。

例えば、私のいるお店は、職場のメンバー全員がシフト制で交代してレジ打ち業務をしています。

人が足りない日は、8時間勤務のうち6時間がレジ打ち、ということもあるんですよね。

ほとんどのドラッグストアでは、どのスタッフもレジ打ちができるのが当たり前だったりします。

さらに会社の経営状況によっては、仕事の内容自体が変わる場合もあります。

そのため、今まで品出しメインだったけど、来月からレジ打ちメインになる、ということもありえます。

また業務上のシステムも、会社によってちがいます。

(例えば、登録販売者が呼ばれたときに、A社はインカムを使う・B社は店内放送で呼び出す、といった感じです)

ということで、一般的な仕事内容を紹介していきますね。

ドラッグストアの仕事がきついと思うかどうかは、最終的にあなた次第です。

登録販売者だけの仕事内容

ドラッグストアの仕事の中でも、登録販売者だけができる仕事内容があります。

※ お店によっては、薬剤師が担当している場合もあります

だいたい、こんな感じです。

  1. 医薬品の相談
  2. 医薬品の販売
  3. 医薬品の発注、商品管理、売り場メンテナンス

これらの仕事は、資格を持っていない一般スタッフではなく、登録販売者資格を持つスタッフが業務にあたります。

仕事内容をそれぞれ紹介しますね。

① 医薬品相談

毎日お客さんから、何かしらのお薬相談をされます。

「子供にこのパブロンを飲ませてもいい?」

「アセトアミノフェンとロキソニン、結局どっちがいいの?」

「おしっこするときに痛いんだけど、どうしたらいい?」

こんな感じの質問や、相談が来たりします。

医薬品相談は、登録販売者資格を持っている人だけの仕事です。

もし一般スタッフ(無資格者)がお薬の相談をしていたら、その会社は法律的にアウトです。

ちなみに、お店によって、お薬相談できる頻度がちがいます。

医薬品コーナーに在中している場合もあれば、
レジ打ち業務をしていて相談されたとき、他のスタッフと交代してお薬相談を受ける場合もあります。

このお薬相談が、登録販売者に合格してから1番大事なところだったりします。

お客さんはあなたのことを信頼してお薬相談に来るんですね。

もし、あなたが薬の知識がなければ、適切な回答ができません。

相談された内容が、あなたにとって難しいなら先輩登販の人に聞くのも1つの手です。

しかし、なるべく自分の力で解決できるようになりたいなら、市販薬について勉強する必要があります。

お薬の勉強をするのは入社してからでも大丈夫ですが、今から少しずつ知識をつけていくのもアリです。

余談ですが、お店のスタッフが少ないと、有資格者が1人という場合もあったりします。

つまり、その日の登録販売者資格を持つ人があなただけだと、お薬相談はあなた1人で全て解決しなければいけなくなります。

こういうときに薬の知識不足だと、めちゃくちゃ苦労します…!
(私の経験です)

今のうちに市販薬の勉強をしたいなら、こちらの記事を参考にどうぞ。

» 現役の登録販売者が選ぶ、実務経験におすすめの本まとめ

② 医薬品の販売

登録販売者の資格があるからこそ、あなたは医薬品に直接関わることができるんですね。

医薬品の販売は、登録販売者だけの独占業務です。(厳密には薬剤師も含まれます)

ちなみに、会社によって販売パターンがちがいます。

お店に医薬品専用レジがあったり、
レジに医薬品を持ってきたらレジ担当の人が登録販売者を呼んで対応したりします。

③ 医薬品の発注、商品管理、売り場メンテナンス

医薬品の発注、商品の在庫チェック、売り場のメンテナンスをやる業務があります。

人気の商品は多めに発注したり、売り場が荒れていたらキレイにしたり、商品の数量があっているかチェックしたりするんですね。

医薬品は使用期限があるので、期限チェックもします。(期限チェックについては後述あり)

発注・商品管理の作業は、必ず登録販売者資格が必要というわけではありません。

しかし、基本的に有資格者が医薬品コーナー担当になるため、
ほとんどのお店では登録販売者(または薬剤師)がこの仕事をしています。

私のいるお店には医薬品担当の人がいますが、その人が休みの日に私が在庫メンテナンスをしたり医薬品業務を代わりにやったりしています。

【注意】必ず医薬品に関与できるわけではない

新規オープンの店舗を除くと、
どのお店にも、すでに医薬品担当の有資格者がいます。

基本的にその人がお薬相談をするので、あなたの出番はほとんど無いというわけですね。

「登録販売者を取ったから、いっぱいお薬の勉強をするぞー!」
と、意気込んでいたなら、すみません…!

しかし、登録販売者を取りたてホヤホヤの新人が、何年も経験を積んでいるベテラン勢には、どうしても勝てないんですよね。

ただ、全く医薬品に関われないわけではありません。

お店によっては、医薬品に関わるタイミングが多くあります。

私のお店は、お薬相談で呼ばれたら、その時に手の空いている登録販売者スタッフが駆けつけます。

もし、知識の浅い新人登販でも、とりあえずお客さんから話を聞きます。

そして自分の知識では解決できないようなら先輩登販を呼ぶ、といった流れですね。

ところが、あるお店では、
ベテラン登録販売者の人が医薬品関連の仕事を他の人に譲らず独占している、という話もあったりします。

こうなると、あなたがいくら現場で薬の勉強をしたくても全く関わることすら許されない…といったことも起こるわけですね。

会社によって医薬品にどのくらい関われるか微妙にちがうので、面接のときに聞いてみるのも1つの手です。

登録販売者としての仕事はこんな感じです。

次は「ドラッグストアでの仕事」について紹介しますね。

【やること多い】ドラッグストアの仕事内容

先に言っておくと、
ドラッグストアの仕事は、やることがめちゃくちゃ多いです。

  • 毎日やること
  • たまにやること
  • 定期的にやること
  • 時期が来たらやること
  • その他もろもろやること

ちょっとざっくり、わけすぎましたね。

これらをさらに細かく分類したので、見ていきましょう。

毎日やる仕事

  • レジ業務
  • 商品案内
  • 日配関連(納品、見切り作業)
  • 店内清掃、トイレ掃除
  • 売り場のメンテナンス
  • 精算業務
  • 事務作業(日報、メールチェックなど)

毎日やる仕事は、こんな感じです。
※ 会社によって微妙にちがいます

【毎日やる】レジ打ち業務

レジ打ち業務は、お店のレジで会計をする仕事です。

スーパーやコンビニのようにレジをしていくのですが、レジが苦手という人も意外と多いです。

苦手な人が多い理由の1つが、決済方法の多さです。

  • 電子マネー決済(WAON、Edy、QUICPay、nanacoなど)
  • クレジット決済(VISA、MasterCard、JCB、AMEXなど)
  • バーコード決済(LINE Pay、d払い、auPay、メルペイなど)
  • 交通系電子マネー決済(Suica、PASMOなど)
  • ギフト券決済(JCBギフト、クオカードなど)
  • マニアックな金券決済(お米券、ビール券など)
  • 会社独自のお買い物券など

注意:会社によっては一部対応していない場合もあります

まずは、これらの決済方法に合わせたレジ操作を覚えます。

お客さん全員が現金払いではありませんからね

さらに、レジならではの仕事があったりします。

  • ポイントカードを通す、ポイントを使う
  • クーポン関連(手渡し配布、広告チラシなど)
  • 免税対応(外国人旅行者向け)
  • 商品の返品・返金対応

私はドラッグストアの勤務初日にレジ打ちをやりましたが、もちろん頭がパンクしました。

レジ打ちは基本的に「慣れ」なので、どんどん数をこなして早く慣れていきたいところです。

あなたがもし、先輩からレジ業務を教えてもらうときは、メモを取ることをオススメします。

1回聞いただけでは、覚えられませんので。

【毎日やる】商品案内

商品案内は、お客さんの欲しい商品の場所を案内する仕事です。

人気の商品だけでなく、マニアックな薬・マイナーな商品を聞かれることもあります。

「百草丸(胃薬)ある?」

「服のシミ抜き、どこにある?」

「化粧品の、あの、あれ、有名人がCMやってる、あれがほしい」

↑ このように、 全然検討のつかない商品もあります

さらに、あなたのお店に、お客さんの欲しい商品が置いていない場合もあります。

そんなときは代用できる製品を説明したり、近隣のお店を紹介すると、お客さん目線のやさしい接客ができます。

勤務始めのころは、まずどの場所に、どのジャンルの商品があるか確認しておくのをオススメします。

ざっくりでいいので、商品の場所を覚えておくと、最低限は、お客さんの要望に応えられます。

【毎日やる】日配関連(納品、見切り作業)

日配(にっぱい)とは、デイリー食品のことで、毎日配送される商品です。

牛乳、豆腐、納豆、パンといった、日持ちしない系の食品のことですね。

ドラッグストアの中には、こういった食品を扱うお店もあったりします。

(最近の傾向だと、安い食品でお客さんを集めて、ついでに薬を買わせるという販売戦略が流行っています)

日配商品は毎日配送されるので、お店側は毎日かかさず納品作業があるんですね。

ちなみに、基本的に賞味期限・消費期限が近いので、見切り(値下げ)作業もやったりします。

日配の仕事はやることがたくさんあるので、日配担当じゃなくても作業を手伝うときもあったりします。

私は商品に値引きシールをひたすら貼るのが好きですね。

※ お店によっては食品を扱っていない場合もあります

【毎日やる】店内清掃、トイレ掃除

お店の開店前・閉店後などに掃除をします。

モップをかけたりホウキでゴミをはいたり、ゴミをまとめて集積所に捨てに行ったりします。

夜になると、虫がいっぱい窓ガラスにくっついているときがあります。

その虫を退治してゴミ処理するのも、ある意味仕事かもしれません。

また、お店によっては、トイレ掃除もあります。

うちのお店は登録販売者資格の有無に関係なく、曜日でトイレ掃除当番が決まっています。

※ ショッピングモール専門店・大型店舗だと掃除専任スタッフがいるので、ドラッグストアの店員がトイレ掃除をやらない場合もあります。

【毎日やる】売り場のメンテナンス

売り場がグチャグチャに荒れているのを直したり、商品の在庫チェックをします。

主に売り場の担当がやるイメージですね。

会社によっては、手の空いているスタッフがやったり、もともと担当制度がないお店もあったりします。

売り場や商品をこまめにチェックしないと、
商品の数が合わなかったり、思わぬところから別の商品が出てきたりします。

【毎日やる】精算業務

精算業務は、レジでお金の精算をする仕事です。

いわゆる、大量の札束と小銭を集めて数えて会社報告するやつです。

お金を扱う業務なので、店長や副店長などの責任のある人がやる仕事ですね。

(会社によっては、超ベテランのパートの人がやっているところもあるようです)

もし1円でも足りなかったら、レジの床やスキマを隅々まで探し回ることになります。

【毎日やる】事務作業(日報、メールチェックなど)

ドラッグストアの仕事は、肉体労働だけではありません。

パソコンに向かう事務作業もあったりします。

  • 日報作成(毎日やるやつ)
  • 連絡ノート作成(引き継ぎなど)
  • 業務報告(売上など)
  • メールチェック
  • 伝票チェック
  • 業務スケジュール作成
  • 来月のシフト勤務の作成

※ 毎日やらなくていい作業もあります

主に店長・社員の仕事ですが、ベテランパートの人もやっていたりしますね。

うちのお店の店長はパソコン操作が苦手なので、パソコンの得意なスタッフが代わりにやっている作業もあります。

もしパソコンが苦手な人でも最低限の操作ができるなら、とりあえず大丈夫です。

(文字入力、メール返信、会社の連絡事項チェックなど)

…毎日やる仕事は、だいたいこんな感じです。
何となくイメージできたでしょうか?

次は、たまにやる仕事を紹介します。

たまにやる仕事(週に2〜4回)

  • 商品発注
  • 納品作業
  • 品出し
  • 前出し

たまにやる仕事は、こんな感じです。
※ 会社によっては毎日やる場合もあります

【たまにやる仕事】商品発注

商品発注は、在庫の少ない商品を注文する仕事です。

主に各部門の担当の人がやりますが、手の空いているスタッフがやる場合もあります。

※ 会社によっては担当制度のないお店もあります。

よく売れている商品は多めに発注して、あまり売れない商品は少なめに発注するイメージですね。

お店の地域や立地環境によって、売れ筋商品が全然ちがってきます。

そのため、そのお店に合わせた発注スキルが必要になってきますね。

よくある失敗例として、
発注するときに数字を1ケタ多く入力してしまうと、商品が大量に来るので倉庫が大変なことになります。

うちの会社のパートのお母ちゃんは、
ポテトチップスの発注数をまちがえて、ポテチの段ボールがやばいくらい届いたことがあるそうです。

【たまにやる仕事】納品作業

商品の発注をした1〜2日後に、商品が届きます。

トラックから、大量のカゴ車に乗った荷物が来るんですね。

段ボールに入っていたり、オリコンに入っていたりします。

※ オリコン … 「折りたたみコンテナ」の略称で、折りたためるプラスチック製の箱

この届いた大量の荷物を、各部門ごとに仕分けてまとめるのが納品作業です。

ドラッグストアの仕事において、1番しんどい肉体労働だったりします。

特にペットボトル飲料・お酒は、どの商品も数が多くて重いので、力仕事が得意な人が重宝されます。

(うちのお店は男性スタッフがいないので、私がよく飲料の現場に駆り出されます)

気をつけて運ばないと、膝を痛めたり、ギックリ腰になります。

決して無理せず、あなたのできる範囲でやるのをオススメします。

【たまにやる仕事】品出し

納品作業が終わると、次は品出し作業をやります。

商品を箱から出して、どんどん陳列していく作業です。

最初はどの商品がどの場所にあるかわからないので、品出しだけでも時間がかかります。

商品をキレイに陳列しながら、少しずつ場所を覚えていきたいところですね。

納品作業は、会社によって時間帯がちがいます。

開店前の早朝にやったり、夜中にやったり、レジをしながら品出しをやるなど、さまざまです。

ドラッグストアのアルバイト求人には、品出し専任スタッフを募集している会社もあります。

【たまにやる仕事】前出し

前出しは、売り場の商品をキレイに並べて陳列する仕事です。

天棚(棚の一番上の空きスペース)や倉庫に保管してある商品を、売り場に並べたりもします。

納品のある日は品出し、納品のない日は前出しというイメージですね。
※ 頻度は会社によってちがいます

ちなみに、前出しと品出しのちがいです。

  • 前出し…商品を前につめて陳列し直す作業
  • 品出し…届いた商品を売り場に並べる作業

この前出し作業でキレイに並べられるかどうかで、お客さんが買うか買わないかが大きく変わります。

在庫が全然無い、商品がグチャグチャ、奥にあって取りにくいと、お客さんの買う気が失せてしまうんですね。

売上に直結する重要な作業なので、前出しに力を入れている会社も多かったりします。

前出しは単純な仕事ですが、あなたがキレイに並べた商品をお客さんが目の前で買っていく場合がありますよ。

定期的にやる仕事(月に1回くらい)

  • 期限チェック
  • 月末、月初業務

たまにやる仕事は、こんな感じです。
※ 会社によって期間がちがいます

【定期的にやる】期限チェック

期限チェックは、ドラッグストアでは欠かせない仕事の1つです。

期限の近い商品をチェックしていきます。

使用期限(賞味期限)のあるジャンルは、こんな感じです。

  • 医薬品
  • 化粧品
  • 飲料、お酒
  • 食品(お菓子、日配など)
  • 介護用品(介護食など)
  • オーラル用品(ブレスケアなど)
  • ベビー用品(ミルク、ベビー食など)
  • ペット用品(ドッグフードなど)

思ったより多いと感じる人もいるかもしれませんね。

私はドラッグストアで仕事をするまで、期限チェックのことを全然知りませんでした。

期限が近くなった商品は撤去して、返品処理や見切り(値下げ)作業などをします。

ちなみに、期限チェックを怠ると、さまざまな弊害が出てきます。

  • 期限切れの商品が出てくる
  • お店の売上が下がる
  • クレームにつながる

会社によっては月に1回、毎週、毎日など、期限チェックの頻度がちがいます。

期限チェックは地味な作業ですが、お店の信頼に関わるくらい大事な仕事だったりします。

【毎月ある】月末、月初業務

月末・月初業務は、その月の末日〜月初めにやる作業のことです。

例えば9月1日〜30日までのPOP(値札)を下げて、10月1日からの新しいPOPに切り替える作業があります。

冷蔵庫の温度管理表・トイレの清掃チェック表なども、毎月新しいものに替えたりしますね。

会社によりますが、その会社独自の月末締め・月初明け業務も待ちかまえています。

時期が来たらやる仕事(年に1回〜)

  • 棚卸し
  • 棚替え(春・秋の2回)
  • 業務監査

年に1回以上やる仕事は、こんな感じです。
※ 会社によって頻度はちがいます

【年に1回以上】棚卸し

もしかすると、あまり聞き慣れない用語かもしれませんが、
棚卸し(たなおろし)とは、商品の数を調べる作業のことです。

数を調べるといっても、会社に資産価値のある商品の数量を把握する大事な作業です。

つまり、棚卸しをする日が近くなると、お店のスタッフたちでお店の商品の数をかぞえまくります。

棚の商品はもちろん、倉庫、バックヤード、事務所、カウンターの下、レジに置いてある商品まで、全てかぞえます。

歯ブラシだったり、チロルチョコだったり、こまごました商品も1つずつ数えます。

ただ数を数えるだけだと思うなかれ、地味にキツくて頭がパンクします。

※ 商品の数を数えてくれる専門業者に頼む会社もあります。

この棚卸し作業は、法律的に最低でも、年に1回は必ずやる作業です。

そのため、スーパーやコンビニ、小さい診療所・クリニック・調剤薬局でも、この棚卸しという仕事があります。

(会社によっては、年2〜4回やる場合もあります)

【年に2回以上】棚替え

棚替えは、棚にある商品の場所を変える作業のことです。

棚替えをやる理由の1つは、商品を売れやすくするためです。

シーズンもの(季節限定商品)や新製品、売れ行きのある商品がお客さんの目にすぐ止まるように、商品をゴソッと入れ替えるんですね。

例えば、ドラッグストアだとこんな品揃えがメインになります。

・夏 … 虫刺され・かゆみ止め薬
・冬 … かぜ薬・花粉症の薬
・夏 … 日焼け止め・汗ふきシート
・冬 … 保湿クリーム・保湿リップ

お客さんがその季節ごとに欲しい商品を買ってもらうために、棚替え作業をやるというわけですね。

棚替えの作業工程は、こんな感じです。

  1. 商品・POP(値札)を棚から下げる
  2. 棚をキレイに掃除する
  3. 新しい商品を陳列する
  4. 下げた商品を別の場所に戻す

※ ④は会社によって値引き・返品処理したりします

棚替えの仕事は2〜3時間で終わるときもあれば、1週間以上かかるときもあります。

このように棚替えは時間も手間もかかる作業なので、人によって得意不得意がわかれます。

大きい棚替え作業は、年に2回(春・秋)です。

だいたい3〜4月、9〜10月あたりですね。

この時期、どこのドラッグストアでも棚替えシーズンの最中だったりします。

また、季節の分かれ目だけでなく、新製品が発売されるタイミングで棚替えするときもあります。

新製品がお客さんの目に留まりやすいように、元々あった商品を入れ替える作業をします。

基本的に、棚替えは店舗スタッフがやります。

しかし、あまりに規模の大きい棚替え作業だと、会社から大量の棚替え選抜メンバーが派遣されることもあるようです。

【年に1回以上】業務監査

監査(かんさ)とは、お店がきちんと仕事をしているかチェックされることです。

ドラッグストアの店舗の仕事というより、会社の本部がやる仕事です。

ただ、お店にとってはビッグイベントだったりします。

店長ポジションは自分の評価につながりますし、お店のスタッフもいつもより緊張します。

評価対象は、ざっくりこんな感じです。

  • お客さんへのあいさつ
  • 白衣、髪型などの身だしなみ
  • 備品、持ち物チェック
  • お店の清掃状態
  • 商品の状態(欠品など)
  • 期限切れの商品が無いかどうか

※ 会社によって、細かいチェックポイントがたくさんあります

監査される日が事前にわかっている場合もあれば、ミステリーショッパーのような抜き打ちでやる場合もあります。

大手ドラッグストアだけでなく、中小企業でも監査があったりします。

うちのお店も田舎のドラッグストアですが、年に数回は監査が入ります。

毎回、お店のスタッフのメンタルがやられるイベントだったりしますね。

普段から、身だしなみ・基本的な仕事をしっかりしておきたいところです。

不定期にやる仕事(その他)

  • 広告チラシ、売り出しセール
  • クーポンの配布作業
  • 新商品の予約、取り置き
  • クレーム対応
  • 電話対応
  • ケーキ・おせち予約、期間限定商品

不定期にやる仕事は、こんな感じです。
※ 会社によっては、実施しない場合もあります

【不定期】広告チラシ、売り出しセール

広告チラシによる売り出しセールは、いつもより安い値段でお客さんを集めることができる、ある意味イベントの1つです。

新聞紙に広告をはさんだり、SALE(セール)のポスターのお店に貼って、期間限定の売り出し宣伝をします。

あなたのお宅が新聞を取っているなら、折込チラシにはさんであるチラシを見たことがあるはずです。

広告期間中のお店はいつもよりお客さんが多く来店し、レジが激混みします。

売り出し商品の在庫が無くなりやすく、商品の場所もよく聞かれます。

レジ、品出し、納品作業、どのポジションにいても忙しい期間です。

【不定期】クーポンの配布作業

クーポンは、ドラッグストア業界ではよくある売上戦略です。

ぶっちゃけ、どこのドラッグストアでもクーポンを発行しています。

ただ、クーポンといっても、さまざまな形態があるんですね。

  • 手渡しするタイプ
  • レシートと共に出てくるタイプ
  • 広告・新聞折込みチラシ
  • 会社独自のアプリ
  • LINEのお友達クーポン
  • ダイレクトメール(はがき、封筒)
  • フリーペーパーについているタイプ

※ 会社によって種類がちがいます

クーポンは使う側にとってはメリットが大きいです。

しかし、レジ打ち業務の人は、会計のたびにクーポン処理をする仕事が待っています。

例えば、内容のちがうクーポンをたくさん持ってきたら、一緒に使うことができません。

それぞれ、会計を何回もわけてレジを打つ必要があります。

そのため、クーポンの種類が多すぎてレジが混みすぎたり、ミスが多くなる弊害があったりします。

お客さんがクーポンをたくさん持ってきたら、慌てず1つ1つこなしてください。

もしあなたの手がいっぱいいっぱいなら、レジ応援を呼ぶのも手です。

【不定期】新商品の予約、取り置き

新商品の予約受付〜取り置きまでしておく、サービス業務の1つです。

主に化粧品が多いですね。

ミラコレ(価格が高いけど使い勝手のいいファンデーション)や、エクセルーラ(価格が高いけど使い勝手のいい基礎化粧品)といった、化粧品ブランドの予約・取り置きをするお店もあります。

また、お客さんから定期的に取り置きを頼まれる場合もあったりします。

例えば、介護施設に近い店舗だと、介護用パッド・経口補水液の段ボールケースの取り置きなんかがあったりします。

介護用パッド・飲料ケースをたくさん注文されると、お店の倉庫のスペースが圧迫されて「邪魔だなぁ…」と思うかもしれません。

【不定期】クレーム対応

クレーム対応は、誰もがやりたくない仕事の1つです。

例えば、こんな感じですね。

  • 「この店で買った商品が壊れていた」
  • 「薬を飲んでも効かなかった」
  • 「レジが全然進まない」
  • 「店員の愛想が悪い」

こちらに非がある場合だけでなく、ただのイチャモンなんかもあります。

中には、理不尽な言い訳をしてくる・こちらを見下してくる・罵倒してくる人もいます。

あまりにひどいようなら、店長判断で出入り禁止になったり、警察に相談することもあったりします。

どのお店でもクレームはありますが、
もしあなたが気を病んでしまったら、一度誰かに相談するのをおすすめします。

私の元にも、クレームが原因で心を痛めてしまった方からの相談があります。

もし就職して困ったことがあったら、あなたの悩みをお聞きしますね。(警察・弁護士案件の経験あります)

【不定期】電話対応

電話対応は、お店への問い合わせが多いです。

  • 欲しい商品がお店にあるかどうか
  • お店の営業時間が知りたい
  • 薬の効果が知りたい

中には長電話に付き合わされたり、セクハラまがいの電話もあったりします。

うまく乗り切りたいとき、例えば
「私では対応しかねますので、別の者(上司など)にお繋ぎしますね」と返答してみるのもありです。

【一部店舗】ケーキ・おせち予約、期間限定商品

一部のお店では、ケーキ・おせち・お歳暮などのギフトの取り扱いをするところがあります。

  • クリスマスケーキの予約、販売
  • おせちの予約、販売
  • 恵方巻きの予約、販売
  • ボジョレーの予約、販売
  • お歳暮ギフトの販売、のし作成

全てのお店で取り扱うわけではありませんが、会社によってはこれらのサービスを行なっている場合があります。

日配用品(パン)を扱うお店だと、
「ヤマザキ春のパン祭りの点数を集めて、お皿と交換できるところもあります。

…以上、ドラッグストアの仕事内容をざっくり紹介しました。

ところどころ注釈(※マーク)がありますが、会社によって仕事内容がちがってきます。

そして、楽しいと思う人もいれば、しんどい・きついと思う人もいます。

「ドラッグストアの仕事って、だいたいこんな感じなんだな〜」と、思っていただければ幸いです。

【注意】無理するとギックリ腰になる

ドラッグストアの仕事は、基本的に肉体労働です。

早番でも遅番でも、お店の端から端まで移動したり、重い荷物を運んだりします。

レジ打ちメインの仕事でも、2リットルペットボトルを大量に買う人がいれば、あなたの腕が疲れてきます。

特に荷物が届いた日の納品作業では、たくさんの段ボールやオリコン(折り畳みコンテナ)の荷物を運びます。

あまり無理をすると、ギックリ腰になる場合もあります。

実際に、うちのお店では膝を痛めたり、ギックリ腰になってしまった方が何人もいます。

急に力が抜けて倒れてしまった後、腰に激痛が走ります。

しかも、ギックリ腰は一度発症したら、再発しやすくなります。

あなたの体力に合わせて、無理しないでくださいね。

ギックリ腰になっても、会社はあなたを助けてくれませんので。

【よくある質問】ドラッグストアの仕事内容について

ドラッグストアの仕事内容について、よくある質問をまとめました。

  • 早番と遅番のどっちが忙しい?
  • 通し勤務はある?
  • レジばかりやらされる?

早番と遅番のどっちが忙しい? → どっちも忙しい

ドラッグストアは基本的に営業時間が長いので、早番と遅番というシフトが組まれることが多いです。

例えば、こんな感じです。

・短時間パート
(8〜13時、10〜14時など)

 

・フルタイム勤務
(8〜17時、10〜19時など)

・短時間パート
(16〜21時、15〜22時など)

 

・フルタイム勤務
(12〜21時、15〜24時など)

これらは一例なので、お店によって勤務時間は異なります。

そして、早番と遅番とでは仕事内容や客層がちがうので、人によっては向き不向きがあります。

● 田舎のとあるドラッグストアの場合

✔︎ 早番のイメージ
・お年寄りが多い
・レジが混みやすい
・品出し作業が多い

✔︎ 遅番のイメージ
・仕事帰りの人が多い
・納品があると肉体労働ばかり
・不規則な生活になりやすい
(遅寝遅起きになる)

※ お店の地域・客層によって傾向がちがいます

このように、どの時間帯に出勤するかによって全然ちがいます。

子育て中のお母さんは早番勤務の希望が多く、それ以外の方は遅番勤務になる場合が多いです。

ちなみに、うちのお店では「早番 vs 遅番」のどちらが忙しいか・しんどいのか、ということで揉めたことがあります。(ちっちゃい争いですね)

どちらも経験した私から言わせてもらうと、早番も遅番も、ちがうベクトルで忙しいです。

早番は、激混みのレジをさばく必要がありますし、遅番は、重い荷物を運びつづけるので肉体疲労がキツいです。

基本的に、暇なドラッグストアは存在しないと思ってください。

(暇な店舗は、これから会社の上層部の手によって消えていきます)

ちなみに、24時間営業の店舗・コンビニ勤務の登録販売者だと、夜中〜朝方のシフトもあります。

お客さん自体は少ないですが、いざというときの駆け込み寺というポジションになっていたりします。

通し勤務はある? → 会社による

通し勤務がある会社もあったりします。

通し勤務とは、お店のオープン〜ラストまで、ずっと職場に滞在しているシフト編成です。

たとえば、
朝9時〜夜21時まで通し勤務だと、休憩1時間・合計11時間労働になります。

朝8時〜夜22時勤務だと、休憩2時間・合計12時間労働といった感じです。

※ 会社によって、通し勤務の時間帯は異なります

このようなシフト形態は、会社によってまちまちです。

「通し勤務はめったにない」「通し勤務が当たり前」と、全然ちがうんですよね。

私の所属する会社は通し勤務がほとんどありませんが、意外と少数派のようです。

通し勤務は、心身ともに負荷のかかるシフト編成です。

ちょっと難点だな…と思ったら、
あなたが面接のときに、通し勤務があるか質問するのも1つの手です。

登録販売者でもレジばかりやらされる? → 会社による

「登録販売者になっても、レジ打ちばかりやらされる」という話をよく耳にします。

実際のところ、登録販売者資格を持っていても、無資格でも、レジ打ちばかりやる会社はあります。

レジ専任スタッフのいる大型店舗では、レジ打ち業務をほとんどしないというお店もあったりします。

お薬専用レジがあるお店だと、2〜3時間もつづけてレジをすることが少なかったりしますね。

ところが会社によっては、8時間勤務のうち6時間がレジ打ちだったり、5時間勤務のうち4時間がレジ打ち、というお店もあります。

私の周りでは「レジ打ちばかりやっていて、お薬の接客・勉強が全然できない」という声をよく耳にします。

確かに、お店のスタッフ状況によっては、レジ打ちメインになってしまい、他の作業をさせてもらえない可能性もあります。

レジ以外の仕事をしたくても、対策があまり無いんですよね…

お店が人手不足で、どうしてもレジ打ちメインになってしまったり、「入社したての新人だから、まずはレジをやれ」という会社もあります。

逆に、登録販売者を持っているからこそ、レジ打ちを全然やらない場合もあります。

例えば、私の勤めるお店にいる医薬品担当の人は、専門知識を生かした医薬品の販売が主な仕事です。

そのため、レジに入ることはほとんどありません。

(その分、会社からの圧力が半端ないそうです)

ただ、基本的にレジばかりやるのは、ドラッグストアでは仕方ないのが現状だったりします。

そのため、私の周りでは、レジ打ちばかりの仕事が嫌になって退職した人がいます。

どうしても耐えられないと思ったら、
登録販売者資格を生かして、他の会社に転職するのも1つの手です。

まとめ:ドラッグストアの仕事、楽しい人は楽しい

納品作業という肉体労働・ずっとレジ打ち・商品の期限チェックなどなど…

ドラッグストアの仕事内容を知らない人にとっては、意外と知らない作業が多かったかもしれませんね。

おそらく、この記事のタイトルどおり「やること多いなぁ…」と思った人もいるでしょう。

実際に、私もドラッグストアに就職して、初めてこんなにたくさんの仕事があることを知りました。

ドラッグストアではたらく登録販売者の仕事は、ぶっちゃけ相性があります。

「接客の仕事が楽しい!」と感じる人もいれば、「今の仕事、きついなぁ…」と思う人もいます。

それでも、ドラッグストアで仕事をしたい!という方は、さっそく求人サイトを見てください。

あなたの働きたいお店が、見つかるかもしれませんよ…?

もっと登録販売者のことについて知りたいなら、下記の記事をどうぞ。

» 私「ぶっちゃけ登録販売者ってどうなのか教えます」まとめ

あなたの人生の起点になれば幸いです。

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