登録販売者試験の成分名が覚えられない。
覚えるコツがあれば知りたい。
そんな悩みを、解決します。
この記事では、試験に出てくる成分名の覚え方のコツがわかります。
結論を言ってしまうと、省略できる名称があったり、語尾が一緒なのをまとめて覚えます。
実際にコツがわかると、効率良く覚えることができます。
私は2ヶ月の短期間の独学で合格し、現在登録販売者としてドラッグストアで働いています。
また、薬剤師からアドバイスをもらっているので記事の信頼性を高めています。
語尾が何となく一緒だと気づいている人もいると思いますが、その予想を確信に変えます。
登録販売者試験の成分名の覚え方
成分名の覚え方は、いくつかあります。
- 成分名を省略して覚える
- 共通する語尾で覚える
- 語呂合わせを駆使する
成分名を省略して覚える
成分名は、省略して覚えることができます。
「クロルフェニラミンマレイン酸」という、抗ヒスタミン成分を例にあげます。
この成分名の覚えるべきところは
「クロルフェニラミン」であり
「マレイン酸」という用語は、ぶっちゃけ覚える必要がありません。
実際に、ちゃんと理由があります。
以前、こんな内容のツイートをしました。
塩(えん)と読みます。
私の隣に薬剤師がいるのですが、その人と話していたときに聞いた話です。
薬学の専門知識を持つ人の発言なので、かなり価値のある情報です。
つまり登録販売者試験に出てくる〇〇塩の部分は、覚えなくても試験にほとんど関係ありません。
最終的に「塩」になるリストです。
この名称は、覚えなくても大丈夫ということです。
- マレイン酸塩
- フマル酸塩
- 塩酸塩
- 硫酸塩(りゅうさんえん)
- 硝酸塩(しょうさんえん)
- リン酸塩
- サッカリン塩
- 臭化水素酸塩
- ヒベンズ酸塩
知っておくと、成分名で覚える文字数が短くなるので、カタカナで混乱することも少し減ります。
実際に、登録販売者試験でここまで問われることはありません。
「クレマスチンはマレイン酸か、フマル酸か」なんて問題は絶対出ないので。
(クレマスチンが何の成分なのかは、覚える必要があります)
以上の点から、このサイト内の記事でも名称を省略して解説しています。
ちなみに隣の薬剤師に、塩とは何なのか聞いたら
「塩は塩だよ」と返されたので、詳しくは私もわかっていません。
いつかしっかり聞きたいと思います。
共通する語尾で覚える
成分によって、語尾や共通するキーワードがあります。
例えば、局所麻酔成分の成分名の後半を見てみます。
- リドカイン
- ジブカイン
- プロカイン
- テーカイン
つまり、〇〇カイン=局所麻酔成分と関連づけることができます。
※局所麻酔成分を知りたい人は、▶︎【登録販売者試験】局所麻酔成分の覚え方・解説・語呂合わせをご覧ください。
他にも、共通する語尾があります。
- 〇〇リン…アドレナリン作動成分
- 〇〇ミン…抗ヒスタミン成分
- 〇〇アゾール…抗真菌成分
- 〇〇ノール…消毒成分
- 〇〇ゾン、ゾロン…ステロイド性抗炎症成分
- 〇〇プロフェン…非ステロイド性抗炎症成分
もちろん、全ての成分に当てはまるわけではありません。
しかし共通点を見つけると問題の選択肢で迷ったときに、消去法をすると確実にちがう成分では間違えないようになります。
▶︎【登録販売者試験】第3章の成分の覚え方・解説・語呂合わせまとめというページで、わかりやすい解説や覚え方が成分別に探せます。
気になる人は、ご覧ください。
語呂合わせを駆使する
第3章の成分名と作用を一致させるテクニックが、語呂合わせです。
語呂合わせと言えば、日本史の授業でやったイメージを持つ人が多いと思います。
- 鳴くよウグイス平安京(794年)
- 嫌でごさんすペリーさん(1853年)
覚えにくい年号も、数字と文章で覚えてしまうという手法が語呂合わせです。
これが登録販売者の試験でも、通じる部分があります。
語呂合わせは登録販売者試験では、合格圏内に近づく大きな要素だと確信しています。
語呂合わせで合格した経験談
私の経験談を紹介します。
語呂合わせで合格した内容です。
友人が登録販売者試験を受験することになりました。
たまたまですが、私も同じ年度(2018年)に登録販売者を受験することになったんです。
その友人は仕事が忙しく、なかなか試験勉強ができないとつぶやいていました。
せっかく同じ年度に受験するし、どちらか片方だけ落ちるのも悲しいし一緒に合格したいと思っていました。
そのころ、私は試験勉強中に自分用の語呂合わせを作成していました。
外部サイトの語呂合わせで、どうしても覚えられない成分があったからです。
友人の助けになればと思い、自作の語呂合わせをLINEで送りつけました。
当時作成したものはもっと適当で、なんなら下ネタも多かったので、とても爆笑してくれました。
(サイトに掲載しているゴロは、公衆向けに少し手直ししています)
試験当日も、語呂合わせを一生懸命復唱していました。
会場全体が緊張した雰囲気の中、友人と大きな声で何ともはずかしい語呂合わせを確認していましたね。
当時の受験した人たち、うるさくして申し訳ない。
そして合格発表日、友人から合格したと通知がきました。
もちろんそれぞれの熱心な勉強によるものが結果です。
でも友人は、こんなことを言っていました。
「語呂合わせ、まじで記憶に残るよ。
語呂合わせがなかったら絶対落ちてた。
合格させてくれてありがとう!」
語呂合わせなんて、現場で使用することは滅多にありません。
ただ試験勉強には最高の手段だと思います。
そんな語呂合わせや解説を、他の人にも役に立ててほしいと思い、まとめました。
▶︎【登録販売者試験】第3章の成分の覚え方・解説・語呂合わせまとめから、見たい成分や記事へどうぞ。
あなた自身で、覚えやすい語呂合わせを作ってしまうのも1つの手です。
まとめ:コツがわかれば時短できます
- 成分名を省略して覚える
- 共通する語尾で覚える
- 語呂合わせを駆使する
成分名をまるまる覚えようとチャレンジしている人がいます。
もちろんフルネームで覚えられたら文句なしですが、時間が限られている中で勉強しているなら、必要最低限で覚えたいところです。
語尾の共通キーワードに気づいた人は無理なく勉強していますが、意外と気づかない人も多いそうです。
語呂合わせは、パッと出てこない成分名を引き出すための方法の1つです。
必ずしも語呂合わせを使うべき、ということではありません。
必要なら使用する程度のレベルなので、用途に合わせて使用してください。
結論、あなたが1番覚えやすいやり方が、ベストな方法です。
なかなか覚えられないなら、あなたに合う勉強方法を探して見るのも手です。
▶︎【登録販売者試験】勉強しても覚えられないときの解決方法で、解説しています。