【登録販売者試験】抗菌成分の覚え方・解説・語呂合わせ

殺菌と抗菌の、ちがいがわからない。

サルファ剤って結局なんなのか。

抗生物質は抗菌成分なの?

こんな悩みを、解決します。

この記事を読むと、

抗菌成分が作用する症状、覚え方がわかります。

さらに抗生物質とサルファ剤のちがいや

覚えやすくするための、語呂合わせも紹介しています。

実際に、私が登録販売者の勉強を始めて

独学2ヶ月で合格しました。

ぜひ、活用してみてください。

抗菌成分について

抗菌成分は、細菌に対して効果を発揮します。

つまり、真菌やウイルスには効果がありません。

  • 抗菌成分……◎細菌、×真菌、×ウイルス

「抗菌」なので、菌の増殖を抑えます。

「殺菌成分」ではないため、菌を殺す作用はありません。

抗菌成分が含まれる薬

眼科用薬

細菌感染による化膿性の症状を改善します。

つまり、目に入った細菌から引き起こされる症状を治すために抗菌成分が含まれています。

例えば、ロート抗菌目薬i には

スルファメトキサゾールナトリウムが配合されています。

主な症状は、結膜炎や

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)などです。

結膜炎といっても、細菌性・ウイルス性・アレルギー性と種類があり、抗菌成分は細菌性結膜炎に効果があります。

麦粒腫とは、まぶたにある汗や脂を出す腺に、

細菌が入ってしまい炎症を起こす症状です。

汚い手で目をこすってしまい、まぶたが腫れたことがある人もいるかと思います。

いわゆる、「ものもらい・めばちこ・めいぼ」などのことです。

地域によって、呼び方が微妙にちがってきます。

あなたの地域は、どのように呼びますか?

眼科用薬の抗菌成分

眼科用薬の抗菌成分は、2種類あります。

  • スルファメトキサゾール
  • スルファメトキサゾールナトリウム

どちらもサルファ剤とよばれる抗菌成分です。

にきび、吹き出物用の薬

にきび、吹き出物の原因は、主に皮膚の表面に存在する細菌です。

それぞれの原因によって、病名が異なります。

  • にきび……アクネ菌が毛穴で増殖
  • 毛嚢炎……化膿菌が毛穴から侵入する
  • とびひ……化膿菌が虫刺されやあせもから侵入する

にきびは、にきび桿菌(かんきん)のアクネ菌が、毛穴での増殖が原因です。

そもそもアクネ菌は、皮膚常在菌の中の1種類で、皮膚に常に存在しています。

皮膚が不潔だったり、油分が多かったりすると、それをエサにアクネ菌が増え続けてしまい、結果にきびができてしまいます。

同じマスクを何日間も使用していると、

にきびができてしまうのも、アクネ菌が原因だったりします。

毛嚢炎(もうのうえん)は、化膿菌が毛穴からの侵入が原因です。

ヒゲやムダ毛を処理するときに起こる、ぶつぶつした症状のことで、にきびと区別されます。

毛包炎(もうほうえん)とも呼ばれ、毛包に炎症が起きている状態です。

とびひは、虫刺されやあせもから、化膿菌の侵入が原因です。

主に、子ども(小児)に発症することが多いです。

にきび、吹き出物用の薬の抗菌成分

にきび、吹き出物用の薬の抗菌成分は、6種類あります。

  • スルファジアジン
  • ホモスルファミン
  • スルフイソキサゾール

この3つは、サルファ剤です。

名称がサルファとスルファで、似ています。

  • バシトラシン
  • フラジオマイシン
  • クロラムフェニコール

残りの3種類です。

市販薬だと、

ドルマイシン軟膏 には、バシトラシンが配合、

クロマイ-N軟膏 には、

フラジオマイシン、クロラムフェニコールが配合されています。

抗菌成分の作用と成分名には、組み合わせがあります。

  • DNA合成……サルファ剤
  • 細胞壁合成……バシトラシン
  • タンパク質合成……フラジオマイシン、クロラムフェニコール

抗菌成分は細菌の、どの部分の合成を阻害するかによって、成分がちがってきます。

そして、この組み合わせが試験に出題されます。

抗菌成分の語呂合わせ

にきび、吹き出物用の薬の抗菌成分は、

試験では成分名と作用の組み合わせが出てきます。

覚える方法の1つに、語呂合わせがあります。

【クロちゃんフラれて淡白に、バシッと壁蹴り去るんだな】

  • クロ……クロラムフェニコール
  • フラ……フラジオマイシン
  • 淡白……タンパク質合成
  • バシッ……バシトラシン
  • 壁……細胞壁合成
  • 去る……サルファ剤の成分
  • だな……DNA合成

抗菌成分の語呂合わせ解説

抗菌成分は、細菌の何の合成を阻害するか、組み合わせを覚える必要があります。

語呂合わせを区切ると、作用ごとにわけることができます。

【クロちゃんフラれて淡白に

  • クロラムフェニコール
  • フラジオマイシン

作用……細菌のタンパク質合成を阻害する

【バシッと壁

  • バシトラシン

作用……細菌の細胞合成を阻害する

【去るんだな

  • サルファ剤

作用……細菌のDNA合成を阻害する

語呂合わせで、DNAを「だな」と読むことで、関連づけて覚えられます。

サルファ剤は3種類あります。

  • スルファジアゾン
  • ホモスルファミン
  • スルフイソキサゾール

「スルファ」と「サルファ」の語感が似ています。

サルファ剤の語呂合わせもあります。

【サルファするするだな】

  • サルファ……サルファ剤
  • するする……スルファジアゾン、ホモスルファミン、スルフイソキサゾール
  • だな……DNA合成の阻害

DNA合成の阻害作用も、合わせて覚えられます。

抗菌成分は試験では4種類だけ

登録販売者試験では抗菌成分が4種類出てきます。

  • クロラムフェニコール
  • フラジオマイシン
  • バシトラシン
  • サルファ剤

※サルファ剤は複数の種類がありますが、

総称してサルファ剤と呼びます

私の隣に薬剤師がいるのですが、

薬剤師目線で抗菌成分の項目を見ると、

とても少なく感じるそうです。

実際の医療用医薬品の抗菌成分は、かなりの種類と成分が存在します。

~~マイシン系だけでも、そこそこな数だそうです。

抗生物質では、ペニシリンという知名度の高い薬があります。

ペニシリンは医療用医薬品なので、

市販薬中心の登販試験には出てきません。

抗菌成分の試験範囲が4種類だけというのは、

メリットでもあります。

凡ミスで、点数を落とさないようにしたいところです。

抗生物質とサルファ剤のちがい

抗菌薬で、よく見かける名称といえば抗生物質です。

抗生物質とサルファ剤は、

いずれも抗菌成分なので、

細菌に対して効果があります。

では、双方のちがいは何なのでしょうか。

抗生物質について

抗生物質は、微生物由来で、他の微生物の発育をおさえる物質です。

つまり、かびや細菌などの微生物が作った化学物質で、他の微生物の発育や繁殖をおさえます。

抗菌成分と同じく、細菌や微生物に効果がありますが、物質や成分が作られる過程がちがうということですね。

「抗生」物質と呼ぶ人がいますが、

「抗」生物質です。

微生物に効果がありますが、

ウイルスには効きません。

ウイルスには、抗ウイルス薬です。

抗生物質と、パッケージに書いてある市販薬だと

ベトネベートN軟膏テラマイシン軟膏aなどがあります。

サルファ剤について

サルファ剤とは、微生物由来ではない合成剤です。

つまり、抗生物質と作られる過程がちがうので、抗菌作用がありますが別物です。

サルファ剤は種類が多く、スルファジアジン、ホモスルファミンなど、名称も似ています。

まとめ

  • 抗菌成分は目薬と皮膚用薬がある
  • 抗菌なので、菌の増殖を抑える

抗菌成分は、菌の増殖を抑えるだけであり

菌を減らしたり殺す作用はありません。

殺菌成分や消毒薬と合わせて覚えていくと、

抗菌成分とのちがいがわかります。

関連記事:殺菌消毒成分・消毒薬の覚え方・解説

ちなみにトップ画像は、皮膚を洗っている象です。

関連記事:第3章の解説リンク

スポンサーリンク
Twitterで情報発信しています