【登録販売者試験】抗真菌成分の覚え方・解説・語呂合わせ

真菌と細菌のちがいがわからない。

抗真菌成分、なかなか覚えられない。

そんな悩みを解決します。

この記事を読むと、真菌による症状、抗真菌成分の作用がわかります。

さらに抗真菌成分のための語呂合わせもあるので、無理やり丸暗記せずに覚えられます。

※サイト初期の記事のため、文章が読みにくいです。

細菌と真菌のちがい

細菌と真菌、名前は似ていますが全然ちがう微生物です。

  • 細菌…細胞に核がない
  • 真菌…細胞に核がある

細胞に核があるかないか、たった大きなちがいだったりします。

理科の授業で習った、人間の細胞をイメージください。

丸い細胞は細胞膜に覆われており、細胞質と核が入っています。

つまり、真菌は人間の細胞と似ているということです。

細菌は核がないので、もっと原始的な構造になっています。

上記のように細胞の構造がちがうため、それぞれの菌に合わせて薬の成分も異なります。

細菌には抗菌薬、真菌には抗真菌薬しか効きません

そのため、抗菌薬と抗真菌薬は薬の種類としては別扱いになっています。

白癬菌(真菌の一種)は、水虫の薬でしか効きません。

どれだけ殺菌成分配合のオロナインを指の間に塗っても、治らないのです。

抗真菌成分について

抗真菌成分は、真菌に対して効果を発揮します。

つまり、細菌やウイルスには、効果がありません。

  • 抗菌成分……×細菌、◎真菌、×ウイルス

イミダゾール系の抗真菌成分

イミダゾール系の抗真菌成分は、皮膚糸状菌(真菌)の細胞膜を構成する成分の産出を抑制したり

細胞膜の透過性を変化させて増殖させない効果があります。

つまり、真菌の細胞膜をいじって増殖させません。

イミダゾール系=細胞膜です。

細胞膜を構成する成分の産出を抑制するのは、その他の抗真菌成分の作用にもありますが

細胞膜の透過性は、イミダゾール系抗真菌成分だけです。

抗真菌成分の覚え方・語呂合わせ

「~~ゾール=抗真菌薬」と、覚えている人も多いと思います。

私は【細胞膜だぞーる】と覚えました。

イミダゾール系は、〜〜αゾール系抗真菌成分です。

アゾール系とも、いわれます。

全ての成分の最後が~~マゾール、~~ナゾールなので、~~αゾール系と覚えます。

ちなみに消化成分の語尾も全て同じで、~~アーゼです。

参考記事:胃薬の覚え方・解説(消化成分)

イミダゾール系の全ての名称を、覚えたい人もいると思います。

そんなときの、語呂合わせがあります。

【真菌はクロいビーナス、オネエの道だぞーる】

  • クロ……クロトリマゾール
  • ビーナ……ビホナゾール
  • ス……スルコナゾール
  • オ……オキシコナゾール
  • ネ……ネチコナゾール
  • エ……エコナゾール
  • ミ……ミコナゾール
  • チ……チオコナゾール
  • ゾール……抗真菌成分の語尾

その他の抗真菌成分

その他の抗真菌成分は、イミダゾール系以外の抗真菌成分です。

成分によって、それぞれ作用がちがいます。

  • アモロルフィン
  • ブテナフィン
  • テルビナフィン

作用……皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を防ぎ、その増殖をおさえる

  • ピロールニトリン

作用……抗菌作用が弱く他の抗真菌成分と組み合せる、

皮膚糸状菌の呼吸代謝を妨げる

  • ウンデシレン酸

作用……患部を酸性にして、菌の発育をおさえる

  • シクロピロクスオラミン

作用……増殖するための物質の輸送機能を妨げる

  • モクキンピ

作用……皮膚糸状菌の増殖をおさえる

アオ科のムクゲの幹の皮で、抗真菌成分の生薬です。

その他の抗真菌成分は、成分名と作用を合わせて覚える必要があります。

ただ成分名だけ覚えたらいい訳ではなく、ひっかけ問題として出題されやすいからです。

例えば「シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の呼吸や代謝を妨げる。○か、×か?」

答えは×間違いです。

成分名だけ覚えていても、作用と一致していなければ不正解になってしまいます。

その他の抗真菌成分の覚え方・語呂合わせ

その他の抗真菌成分をまるっと覚えられる語呂合わせを解説します。

この文章で、その他のすべての成分を覚えられました。

【えっと、木金に細胞膜あぶって、弱いニトリこたえて、運で酸の輸送しろ】

【えっと、木金に

  • え……エキサラミド
  • と……トルナフタート
  • 木金……モクキンピ

抗真菌成分として配合されている成分です。

【細胞膜あぶって】

  • 細胞膜……細胞膜の増殖をおさえる(作用)
  • あ……アモロルフィン
  • ぶ……ブテナフィン
  • て……テルビナフィン

この3種類の成分は、細胞膜の増殖をおさえるので細胞膜セットになります。

【弱いニトリこたえて

  • 弱い……抗真菌作用が弱い(作用)
  • ニトリ……ピロールニトリン
  • こた……呼吸、代謝をおさえる(作用)

弱いニトリに応えてあげるセットです。

作用が弱い、呼吸と代謝というところがポイントです。

【運で酸

  • 運で……ウンデシレン酸
  • 酸……酸性にしておさえる(作用)

うんで酸セットです。

成分名に「酸」と入っているので、比較的覚えやすいです。

【輸送しろ】

  • 輸送……輸送機能をおさえる(作用)
  • しろ……シクロピロクスオラミン

輸送しろセットです。

「輸送してくろ」「輸送しくろぴろ」など、あなたの覚えやすいワードで攻めてください。

まとめ

  • 細菌と真菌は効く成分がちがう
  • イミダゾール系抗真菌成分は、細胞膜
  • その他の抗真菌成分は、それぞれの作用が大事

成分と作用の組み合わせがわかるようになれば、抗真菌薬に関する問題も解けるようになります。

私はその他の成分がとても苦手だったので、語呂合わせで乗り切りました。

関連記事:第3章の解説リンク

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