【局所麻酔成分】登録販売者試験対策・解説まとめ

・局所麻酔成分について勉強したい。

・局所麻酔成分の覚え方のコツが知りたい。

・どの薬にどんな成分が配合されているか学びたい。

そんな疑問を、解決します。

この記事では、局所麻酔成分のはたらき、配合されている薬の種類を紹介しています。

意外とマイナーな成分名もあるので、合わせて理解できます。

さらに、効率よく勉強するための語呂合わせ・覚え方も紹介します。

いろんな薬に局所麻酔成分が出てきて混乱しないように、ここでズバッと覚えてしまいましょう。

あなたの勉強のおともになれば、幸いです。

はじめに:局所麻酔成分とは

局所麻酔成分とは、ざっくり説明すると
部分的に麻酔作用を示す成分です。

例えば胃薬に配合されている局所麻酔成分は、胃(消化管)に対して効果を示します。

点鼻薬(鼻シュッシュ)に配合されている局所麻酔成分は、鼻の粘膜です。

このように、人体全てに効果があるのではなく、部分的(局所)に対して作用するため「局所」麻酔成分と呼ばれています。

登録販売者試験で局所麻酔成分が含まれる薬

局所麻酔成分が含まれる薬は、登録販売者試験では6種類です

  • 鎮暈薬
  • 胃腸鎮痛鎮痙薬
  • 痔疾用薬
  • 鼻炎用点鼻薬
  • 皮膚用薬
  • 歯痛薬

難しい薬のカテゴリばかりですが、それぞれ解説していきますね。

鎮暈薬

鎮暈薬(ちんうんやく)と読みます。

つまり、酔い止め薬のことですね。

バスや車に酔ってしまうと、嘔吐してしまう場合があります。

局所麻酔成分は、そんな吐き気に効果があります。

胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激をやわらげるので、吐き気をおさえてくれるんですね。

鎮暈薬に配合される成分は、1種類です。

  • アミノ安息香酸エチル

ちなみに、アミノ安息香酸エチルには年齢制限があります。

6歳未満は使用禁止なのですが、理由については後述しています。

このアミノ安息香酸エチルという成分は、
他の薬にも良く出てくるので重要ですよ。

胃腸鎮痛鎮痙薬

胃腸鎮痛鎮痙薬(いちょうちんつうちんけいやく)と読みます。

胃腸鎮痛鎮痙薬は、胃腸のけいれんや過剰な動きをおさえてくれる薬です。

胃腸鎮痛鎮痙薬に含まれる局所麻酔成分は、2種類あります。

  • アミノ安息香酸エチル
  • オキセサゼイン

アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症をおこす可能性があります。

メトヘモグロビン血症とは、メトヘモグロビンと呼ばれる物質が増加する病気です。

頭痛、めまい、チアノーゼ、呼吸困難、意識障害などの症状があらわれます。

このメトヘモグロビン血症という病気が、
6歳未満の小児に発症するリスクがあるため年齢制限があります。

オキセサゼインにも年齢制限があり、15歳未満の小児は使用禁止です。

小児に対する安全性が確立していないためです。

つまり使用経験が少ないので、確かな数値が出ていないんですよね。

年齢制限については、下記の記事をどうぞ。

» 【年齢制限のある薬】登録販売者試験対策・解説まとめ

年齢制限のひっかけ問題も、たまに出題されます。

また、妊婦さんにも使用してはいけません。

乳汁(母乳)に移行するし、先ほどと同じように安全性が少ないためです。

このように、局所麻酔成分は年齢制限や妊婦による注意が必要になってきます。

痔疾用薬

痔疾用薬(じしつようやく)と読みます。

つまり、痔の薬です。

坐剤や軟膏、外用液剤など、外用タイプの薬に配合されていて、痔の痛みやかゆみを和らげる効果があります。

痔の薬に配合されている局所麻酔成分は、4種類あります。

  • リドカイン
  • ジブカイン
  • プロカイン
  • アミノ安息香酸エチル

リドカイン、ジブカイン、アミノ安息香酸エチルの注意点として、まれにショック(アナフィラキシー)の重篤な副作用が出る可能性があります。

(坐剤や注入軟膏を使用する場合)

鼻炎用点鼻薬

鼻炎用点鼻薬とは、飲み薬ではなく鼻に使うタイプの薬です。

私の周りで点鼻薬を使っている人から「鼻シュッシュ」と呼ばれています。

アレルギーなどの鼻の症状に対して、鼻粘膜の痛みやかゆみを抑えます。

鼻炎用点鼻薬に含まれる成分は、1種類です。

  • リドカイン

リドカインは鼻粘膜の過敏性もおさえるので、
反射的に出てしまうくしゃみの回数も減らすことができます。

皮膚用薬

皮膚用薬は、皮膚のかゆみ・腫れ、痛みを抑える薬です。

きり傷、すり傷、かき傷などの痛みや、湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫刺されなどのかゆみもやわらげる効果があります。

かなりの範囲で、効果がありますね。

皮膚用薬に含まれる局所麻酔成分は、4種類あります。

  • ジブカイン
  • リドカイン
  • アミノ安息香酸エチル
  • テシットデシチン

ちなみに、テシットデシチンは皮膚用薬の局所麻酔成分にだけ登場します。

また上記の成分以外に、アンモニアという成分も覚えておきましょう。

局所麻酔成分とは厳密にちがいますが、皮下の知覚神経を麻痺させる作用があります。

そのため、虫刺されによるかゆみに使われています。

市販薬だと、虫刺され薬のキンカンに配合されています。

かゆみを抑えるために含まれているんですね。

ただ、アンモニアはアルカリ性なので、皮膚への刺激が強いのが特徴です。

粘膜や目の周りには使わないでくださいね。

歯痛薬

歯痛薬は、虫歯による歯の痛みをおさえる薬です。

虫歯により歯髄(歯の神経)が露出していると、痛みがあったりしみる原因になります。

局所麻酔成分は、その歯髄のとおっている知覚神経の伝達を遮断して、痛みをおさえてくれます。

歯痛薬に局所麻酔成分は、3種類出てきます。

  • ジブカイン
  • テーカイン
  • アミノ安息香酸エチル

テーカインは、歯痛薬の局所麻酔成分にだけに出てきます。

これら局所麻酔成分のおかげで、歯の痛みをおさえることができます。

しかし、あくまで応急処置なので、早めに歯科医院での治療をする必要があります。

局所麻酔成分の覚え方・語呂合わせ

局所麻酔成分には、共通している部分があります。

  • リドカイン
  • ジブカイン
  • プロカイン
  • テーカイン

よく見ると、語尾が「〜〜カイン」と共通点があります。

ほかの成分にはない特徴なので、
「局所麻酔成分=〜〜カイン」と覚えてしまうと時短勉強になります。

そして、局所麻酔成分の語呂合わせを活用します。

【置き網して麻酔するかいん?】

語呂合わせについての詳しい内容は、下記の記事をどうぞ。

» 【登録販売者試験】第3章の語呂合わせまとめ(局所麻酔成分)

記事の前半で解説しましたが、アミノ安息香酸エチルとオキセサゼインには年齢制限があります。

この2種類の覚え方も、上記のリンクから飛べます。

【現場向け】局所麻酔成分の注意喚起

局所麻酔成分は、意外と多くの市販薬に配合されています。

また、その特徴から副作用や年齢制限もあったりと、注意点も多い成分です。

例えば、痔の薬は大人用(15歳以上)がほとんどだったりします。

市販の薬だと、安全性を考慮して小児向けの痔の薬はあまり無いんですね。

年齢制限のない痔の薬だとリシーナ軟膏Aがありますが、局所麻酔成分が含まれていません。

そして市販の薬を使ってみても改善できないなら、受診勧奨する必要があります。

相手の年齢や用途に合わせて、お薬相談していきたいところです

【第3章】局所麻酔成分のまとめ

  • 配合されている薬が意外と多い
  • 局所麻酔成分の一部は年齢制限あり
  • 注意すべき点がある

局所麻酔成分は、第3章の中でも多く目にする成分です。

語呂合わせを活用してみたり、成分の作用を理解できると問題が解けるようになります。

» 【登録販売者試験】第3章の成分の覚え方まとめ

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