【2023年】試験範囲の手引きが改訂!対策まとめ【登録販売者試験】

  • 今年受験する予定だけど、何したらいいの?
  • 新しくテキストを変えるべき?どうすべき?
  • 手引きの改訂(かいてい)、何のことか知りたい

そんなあなたの悩みを、そっとお助けしますね。

しっかり試験対策しないと、不合格になる可能性があります。

目次

【はじめに】手引きの改訂(改正・改定)について

まず「手引きの改訂」について、かんたんに解説します。

「登録販売者試験の試験範囲が変更になった」というイメージでOKです。

2022年(令和4年)3月30日、4年ぶりに手引きの内容が新しく変更されました。

つまり、新しい情報にアップデートされたということです。

そのため、受験する人は、手引きの改訂の試験対策をする必要があります。

登録販売者試験の手引き改訂範囲

登録販売者試験の手引き改訂範囲は、厚生労働省の公式サイトから手引きの変更部分を見ることができます。

リンクを貼っておきますね。

» 厚生労働省:平成30年3月版からの改正箇所(外部リンク)

開いてみると青文字で修正されている部分がありますね。

この青文字のところが、前回より変更された内容です。

個人ブログでもっとわかりやすくまとめた一覧表があるので、合わせて紹介しておきますね。

» 「令和4年 手引き改正変更点早見表」が入手できます!(外部リンク)

今回の事例は「登録販売者試験の手引き改正(改定)」とも呼ばれたりします。

※改正…不備・不適当なところをあらためて変えるという意味

試験範囲の変更内容は、ざっくりこんな感じです。

  • 新しい項目が増える
  • 削除された項目がある
  • 言葉の言い回しが変わる

「試験範囲が変わる=試験対策が必須」だったりするんですよね。

ここをおろそかにすると、貴重な点数稼ぎができなくなり、あと1〜2点足りなくて不合格…なんてこともありえます。

この記事では、手引きの改訂対策についてまとめています。

あなたがいま使っているテキストでも、うまく工夫することで使い続けることができますよ。

私自身、改訂前の内容の古いテキストを使っていたので「どうしよう…!」と悩んだ1人です。

しかし、その後きちんと改訂対策をしたので、試験で一発合格することができました。

その試験対策ノウハウを、あなたにこっそり教えますね。

試験勉強するときのコツ2つ

登録販売者試験の勉強するコツは、おもに2つあります。

  1. 今使っているテキストに書き足す
  2. 改訂版の最新テキストを用意する

それぞれメリット・デメリットがあるので解説していきますね。

① 今使っているテキストに書き足す

実は、あなたが今使っているテキストをうまく活用することができます。

テキストに少し余白スペースがあるので、そこに追加事項を書き込むことで補足可能なんですね。

削除事項は、文章に横線を引くことで対応できます。

ちなみに私が実際に書き込んだテキストは、こんな感じです。

少し手間がかかりますが、新しいテキストを買わずとも改訂対策ができます。

  • 追加項目…余白スペースに書き込む
  • 削除項目…マーカーで消す、線を引く

大きめのふせんに書いて、テキストに貼っておくのもアリだったりします。

好きなところに貼れて、もし必要無くなったらはがして捨てることもできます。

この方法だと、わざわざテキスト(参考書)を買い替えなくてもいいというメリットがあります。

デメリットをあげるなら、テキストに書き込む手間と時間がかかることですね。

自分で調べるのも、少し面倒になるのがネックです。

② 改訂版の最新テキストを用意する

改訂版の最新テキストを使うことで、実は効率よく勉強することができます。

  • 古いテキストに書く手間がはぶける
  • 改正箇所を見る時間を短縮できる
  • ミニテストで試験対策できる

書く手間がはぶけて、改訂を見る時間も節約できて、さらにテキストについているミニテストで試験対策できて、メリットだらけなんですね。

デメリットをあげるなら、改訂済み最新テキストが発売されるのに時間がかかるということです。

例えば直近の改訂だと、2022年3月30日に手引き改訂の発表がありました。

最速で発売されるとしても、おそらく6月末〜8月末くらいだったんですね

実際に、前回の手引き改訂のときは、6月末〜8月末に発売されていました。

2018年3月
手引き改訂

2018年6月28日
登録販売者になる!いちばんわかるテキスト!発売

2018年8月31日
ユーキャンの登録販売者 速習テキスト&重要過去問題集発売

「お金がもったいないから最新テキストが出るまで買わない!」と考えている人もいるでしょう。

ただ試験本番が8〜9月だと、最新テキストを買ってから勉強期間が1〜2ヶ月しかありません。

勉強期間が足りなくて不合格なんてのが、1番もったいないんですよね。

少しでも勉強する時間を確保したいなら、いま発売されているテキストを買って書き足しすることをオススメします。

改訂対策ありの最新テキストについて

2023年4月現在、手引き改訂されているテキストばかりです。

改訂されたばかりの2〜3ヶ月は、自分で改訂対策する必要がありましたが、、

2023年に受験する予定なら、いま販売されているテキストを購入してOKです。

テキストの最新情報については下記でくわしく解説しているので、気になる人はどうぞ。

» 【最新情報あり】登録販売者試験のテキスト12冊まとめ

【補足】印刷して切って貼る対策もあった

登録販売者試験のテキストの中でもトップクラスの人気の「ズル本」。

じつは手引き改訂前に発売されたのですが、ズル本の運営陣がきちんと改訂対策しているんですね。

それは、「新しい内容を印刷して、切って、貼る」ことです。

改訂版の新しいテキストを販売するまで時間がかかりますが、ズル本は「新しいところを切って貼る」という斬新な方法で対策しました。

ズル本運営側が「いかに早く最新の情報を勉強できるか」に力をいれているかが、わかる事案です。

手引き改訂で対策すべきポイント5つ

あなたがやっておくべき改訂対策のポイントを5つ紹介しますね。

  1. 新しい内容は出題確率が高い
  2. 新しい成分名をおさえておく
  3. 過去問対策ができないので注意
  4. 手引き改正の解説を見る
  5. 改正してない所でしっかり点数を稼ぐ

① 新しい内容は出題確率が高い

手引き改正で増えた項目・文章は出題される確率が高かったりします。

特に、数字や部分的な変更箇所は問題も作りやすく、1番対策しておきたいところです。

例えば、第1章では「新生児」の項目が追加されました。

手引きの変更内容
  • 新生児…生後4週未満
  • 乳児…生後4週以上〜1歳未満
  • 幼児…1歳以上
  • 小児…7歳以上〜15歳未満
    (手引き第1章305ページより)

数字が出てくるので、比較的出題されやすい問題です。

② 新しい成分名をおさえておく

登録販売者試験で、新しく追加された項目の中には成分名もあります。

こちらも問題が作りやすいため、出題されやすいです。

手引きの変更内容
  • 抗ヒスタミン成分
    フェキソフェナジン塩酸塩、ロラタジン
    (第3章2802ページ)
  • 抗炎症成分
    ベルベリン硫酸塩
    (第3章3166ページ)
  • 生薬成分
    木クレオソート
    (第3章1628ページ)
    ※腸内殺菌成分から削除され、生薬成分にカテゴリされました
  • 忌避成分
    イカリジン
    (第3章4653ページ)

ちなみに新しい成分の追加だけでなく、削除された成分もあります。

横線を引いたり黒く塗りつぶしたりして、対策したいところです。

※削除部分は覚えてもOKですが、試験に出ません

手引きの変更内容
  • セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン
    (第3章83ページ)
  • カサントラノール
    (第3章1671ページ)
  • リゾチーム塩酸塩
    (第3章3166ページ)
  • マーキュロクロム
    (第3章3344ページ)

手引きの改訂を知らずに勉強していくと、点数の取りこぼしが発生します。

あと1〜2点で不合格…なんてこともありえるんですよね。

あなたが合格するためにも、新しく追加された成分・削除された成分をしっかり把握しておきたいところです。

③ 過去問対策ができない

新しい改訂部分は前回の試験範囲にないので、過去問にも出てきません。

そのため、過去問対策ができないのが難点です。

「過去問を何回も解いて覚える」という勉強法ができないので注意してください。

ただ、下記のように試験対策できます。

  • 改訂用まとめノートを作る
  • 自分で問題を作ってみる
  • 改訂の解説動画を見る

改正用まとめノートを作る

いま使っているテキストの削除部分に横線を引いて、新しい項目はまとめノートにする、という方法ですね。

ノートに書くことで、アウトプットの勉強にもなります。

テキストの空白が狭くて書き込みできない・きちんとまとめて覚えたい、という人にもオススメです。

もっと手軽にメモしたいなら、正方形の大きめなふせんを使うのも1つの手です。

自分で問題を作ってみる

自分で問題を考えようとすると、丸暗記で勉強するよりも覚えやすくなります。

例えば、こんな感じです。

【問題】次のうち、抗ヒスタミン成分でないのはどれ?

①チアミン
②ロラタジン
③カルビノキサミン
④フェキソフェナジン
⑤ジフェンヒドラミン

このように、新しい内容と今までの内容を組み合わせて、あなただけのオリジナル問題を作るのもアリです。

時間のあるときに問題を作って、試験直前に解いて見るのも1つの手ですよ。

ちなみに、先程の答えは①チアミン(ビタミンB1)です。

あなたに合った方法で、新しい内容を覚えてくださいね。

改訂の動画については、次の項目でくわしく解説します。

④ 手引き改訂の解説を見る

この世の中には、登録販売者試験の対策チームや先生がたくさんいます。

そんな先生方は、インターネットを通じて試験の解説を行なってくれるんですね。

SNS・YouTubeで手引きの改正について説明してくれる場合があるので、チェックしたいところです。

2022年3月30日の手引き改訂当日に、登録販売者試験の講師の方たちが速報でツイートしています。

そして各講師陣は、4月を過ぎたころから手引き改訂の試験対策動画をどんどんアップしています。

YouTube講義動画で有名な講師の先生たちが、最新の登録販売者試験についてわかりやすく全力で教えてくれます。

» ココが重要!!令和4年3月手引き改定 ポイント説明しちゃいます!(石川達也先生)

» 【手引き解説】改正の全体像&1章から解説!練習問題付き(ズル本グループ)

» 【登録販売者試験】手引き改正 第3章 重要事項(やっけんちゃんねる)

※ 上記リンクはYouTubeサイトに飛びます

この他にも「登録販売者 改訂」で検索すると、たくさんの改訂対策動画がヒットします。

きっと、あなたに合った動画が見つかりますよ。

いま使っているテキストを開いて、時間のあるときにご覧くださいね。

⑤ 改訂してない所でしっかり点数を稼ぐ

ここまで改訂対策について紹介してきましたが、いつも通り勉強するのが実は大切です。

というのも、改訂の情報ばっかに気を取られて、今までの勉強をおろそかにするのが1番あぶないんですよね。

もちろん改訂部分を勉強することは大事ですが、改訂部分のすべてが出題されるわけではありません。

受験する都道府県によって出題傾向もちがいますし、ほとんど改訂箇所が出なかったエリアもあったりします。

改訂箇所の勉強はそこそこに、過去問でよく出る問題・よく出る成分をメインに勉強してくださいね。

まとめ:手引き改訂はあなたに有利だったりする

手引きの改訂は、いま勉強している人たちにとって深刻な事態です。

ちなみに今年受験する人だけでなく、現役の登録販売者の方々にも衝撃が走っています。

2018年度に前回の改訂があってから4年間、同じ内容の手引きで試験が行われていました。

しかし2022年度から新しくまた内容が変わりました。

ぶっちゃけると、手引き改訂は試験に有利だったりします。

この登録販売者試験対策講師のjisさんのツイート、要約するとこんな感じです。

【手引き改訂後の受験が有利な理由】

  • 手引き改訂された部分が出題されやすい
  • よく出る問題+改訂問題が出ると、イジワル問題を出す余裕がない
  • 新しい問題は、基本的にやさしい問題になりがち
  • ネットで対策動画がたくさん出るので、勉強しやすい

プラスに考えると、手引き改訂はきちんと対策すると合格しやすかったりします。

私自身、手引き改訂があった2018年に受験しました。

体験談としては、改訂部分がそこそこ出題されつつ、過去問で出てきた問題が多かったように感じます。

手引き改訂を「タイミングが悪い」と受け止めるか、「ラッキー」だと受け止めるかは、あなた次第なんですよね。

「手引き改訂=むしろラッキー」ととらえて前向きに勉強できるなら、きっと合格できますよ。

手引き改訂の解説はプロに任せて、あなたは普段通りの勉強をつづけてくださいね。

テキストを読む・過去問を解くことが合格への1番の近道なので。

もし勉強方法で悩んでいるなら、下記を参考にどうぞ。

» 【2023年版】独学で合格できる勉強法・注意点まとめ【登録販売者】

勉強の中でも第3章・成分名で苦戦しているなら、こちらが役に立ちますよ。

» 【登録販売者試験】第3章の重要なポイントまとめ【成分を覚えるコツ】

この記事があなたの合格できるきっかけになれば、幸いです。

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