【登録販売者向け】漢方を勉強できるおすすめ本7冊

・漢方のことを調べていたら、もっと勉強したくなった。

・イラストや挿絵があって、わかりやすい漢方の本が知りたい。

・漢方に詳しい登録販売者になりたい。

そんな悩みを、解決します。

この記事では、漢方を勉強するのにおすすめの本を紹介しています。

イラストや挿絵がある初心者向け、読みやすいけど使いやすい専門書など、あなたに合った本が見つかります。

さらに「どんな本があなたに向いているのかわかる、✔︎ チェックリスト」をつけました。

私は現在ドラッグストアで登録販売者として、お薬相談などの仕事をしています。

漢方についてよく聞かれるので、漢方や生薬を学べる本をまとめました。

なお、この記事で紹介している本は、知人から借りたり実際に読んだ人の感想をもとにおすすめしています。

【登録販売者向け】漢方を勉強できるおすすめ本7冊

漢方を学べる本は、7冊あります。

  • 漢方薬キャラクター図鑑
  • 生薬と漢方薬の事典
  • 漢方と薬膳の基礎知識
  • 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書
  • 漢方相談便利帖シリーズ(3冊)

「漢方薬キャラクター図鑑」は、本を読まない人でもイラストだけで楽しめます。

すべてオールカラー印刷、文章よりもイラストがメインで、わかりやすい本です。

「生薬と漢方薬の事典」は、生薬と漢方の図鑑といえる本です。

繊細で綺麗な植物画、生薬の写真が載っていて、数多くの漢方の種類を知ることができます。

「漢方と薬膳の基礎知識」は、漢方の基本的な考え方・薬膳の知識が学べます。

あなたの体質や体調から、いちばん合う漢方や食材が見つかります。

「基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書」は、初学者向けの東洋医学の本です。

漢方と鍼灸(ツボ)について、オールカラー印刷で解説しています。

「漢方相談便利帖シリーズ」は現在3冊です。

基礎知識から漢方の種類の解説、どういった症状にどんな漢方が適しているか、などががっつり勉強できる漢方の専門書シリーズです。

これら7冊が、それぞれどういった特徴があるのか順番に解説します。

漢方薬キャラクター図鑑

2016年に発売された本です。

漢方がキャラクターになっていて、とてもカラフルで絵やイラストがたっぷり入っています。

すべての漢方紹介ページに、向いている体質や効能が書かれています。

葛根湯・防風通聖散などの有名な漢方も、どんな人が使うと効果があるのかなど、しっかり学べます。

実は子ども向けの本だったりします。
文章にふりがなが振ってあり、難しい漢方名も読めるように工夫されています。

それでも紹介されている漢方は52種類と、児童向けにしては多いページ数です。

漢方・生薬の基礎や基本的な考え方が、キャラクターでゆるく解説されているので、試験勉強の息抜きに読むのに適している本でもあります。

最近では登録販売者試験を受験する人に好評で、漢方・生薬の勉強になると話題になっています。

私の周りでも、実際に手にとって読んでいる人が多かったりします。

病院から処方されている漢方を調べたり、子どもと一緒に絵本感覚で読んだりと、この1冊で幅広く活用できます。

もともとは児童書なので子供っぽい雰囲気が苦手な人には向きません。

ですが、内容はかなり本格的で、パラパラめくって眺めているだけでも勉強になります。

こんな人におすすめ

✔︎ イラストやカラーページの本がいい
✔︎ 漢方の基礎がゼロでもわかりやすい
✔︎ 自分にぴったりの漢方を見つけたい
✔︎ 子どもと一緒に読んで学びたい

Amazonのプレビューで、本の内容が少し読めます。

生薬と漢方薬の事典

2020年3月に発売された本です。

この本の1番のおすすめポイントは、生薬の植物画です。

生薬の元となっているのは、大半が植物です。

この本では、花・果実・葉っぱ・根っこなどの生薬の本となる植物画が、とても繊細で綺麗に描かれています。

リアルな写真も印刷されているので、両方合わせて生薬のイメージがしやすくなっていますね。

その数、119種類あります。

パラパラめくって見るもよし、じっくり細かい絵を観察するもよし、です。

生薬だけでなく、漢方薬の項目も充実しています。

適応症状、体質、分量、出典などを紹介していて、なんと298種類もあります。

登録販売者試験で出てきた漢方は78種類なので、漢方のページをめくると見たことのない漢方名がどっさり出てきます。

登録販売者を受験予定なら、どんな見た目なのかイメージがつきやすいので、生薬・漢方の勉強に生かすことができます。

「生薬と漢方薬の事典」という表題そのままの本ですが、個人的には「生薬図鑑」というイメージです。

どんな症状の時に使用すべきがといった漢方の説明が物足りないかもしれません。

あなたが植物画、生薬の写真、漢方の種類を知りたいなら、この本はうってつけです。

こんな人におすすめ

✔︎ 漢方・生薬の図鑑が欲しい
✔︎ 生薬の植物画・写真が見たい
✔︎ 生薬と漢方の両方を勉強したい
✔︎ たくさんの漢方の種類を知りたい
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日本文芸社
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植物画を描いているのは「やまだえりこ先生」で、名古屋で絵画教室を開いているそうです。

漢方と薬膳の基礎知識

2020年3月に発売された本です。

漢方の基礎となる中医学の考え(気血水・五臓六腑)が、わかりやすく説明されています。

カラーページが多くイラストも適度に挿入されているため、内容が読みやすい要素の1つとなっています。

また漢方だけでなく、薬膳(やくぜん)の知識を学ぶことができます。

薬膳とは中医学理論に基づいて食材、中薬と組合せた料理のことで、栄養・効果・色・香り・形などすべてが揃った食養生の方法です。

(Wikipediaより)

薬膳料理と画像検索すると、見た目も綺麗で身体に良さそうな料理が出てきます。

そんな薬膳を身近に感じることができる、調理メニューもこの本で紹介されています。

また、体調セルフチェックシートがあるので、あなたの身体の不調の原因をかんたんに知ることができます。

漢方の専門書というより、体質改善やセルフチェックなどの内容が多く、生薬や薬膳の食材などが書かれています。漢方だけに特化したいなら別の本をどうぞ。

それでも漢方や中医学の基礎的な知識は、しっかり書かれています。

登録販売者の勉強をしていて、漢方に興味が出てきたから何かしらの本を読んで見たいという人に向いています。

こんな人におすすめ

✔︎ 気血水、五臓六腑の基礎を知りたい
✔︎ 自分の体質に合った漢方を勉強したい
✔︎ 薬膳の食材、どういった作用か気になる
✔︎ 食材の特性を知って、健康になりたい

口コミの評価も高く、私生活に漢方・薬膳を身近に感じることができる本でもあります。

基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書

2014年に発売された本です。

他の本と比べて古いですが、今でもたくさんの方に読まれています。

ロングセラーの理由は、初学者向けなのに幅広い内容を勉強できるところでしょう。

まず陰陽論・五行論などの中国の自然哲学思想を解説しています。

五臓六腑についてもイラストや図解でわかりやすく説明しているので、イメージしやすいです。

身体のしくみを東洋医学の概念で見ているので、登録販売者試験の第2章とはまた違った目線で勉強できます。

また、漢方だけでなく鍼灸の知識も勉強できます。

そう、この本は「東洋医学を学べる本」なので、鍼灸の知識も合わせて知ることができます。

「鍼灸=はり・お灸」というイメージですが、この本では、どのツボがどこに効くのかがわかります。

自宅でこの本を見ながらツボを探すのも良いですよ。

本の文章については、難しい漢字はふりがながあり、各ページのところどころに用語解説があります。

オールカラー印刷なので、どのページを開いてもカラフルで飽きません。

最後のページに索引もあるので、気になる用語もすぐに探せます。

また、本の最後の表紙にふろくのカラーポスターがついています。

その名も「経穴MAP&生薬図鑑」で、好きな方を活用できます。

壁に貼って少しずつ覚えていくのも手ですね。

オールカラー印刷ですが、文章が各ページにみっちり詰まっているので、人によっては圧迫感で読みにくいかもしれません。

東洋医学を本気で勉強したい人だと、そこまで気にならず、しかも大ボリュームな内容です。

こんな人におすすめ

✔︎ 東洋医学について気になっている
✔︎ カラー印刷で読みやすい本が欲しい
✔︎ 身体のしくみを中医学目線で見たい
✔︎ 漢方と合わせて鍼灸の知識も気になる

鍼灸に興味がなくても、漢方だけでも、みっちり勉強できます。

現場で使える 薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖

漢方相談便利帖シリーズの第1弾で、2018年3月に発売されました。

ピンク色の表紙が特徴です。

漢方の基礎が上手にまとめられていて、これから漢方の知識を身につけたい人向けの内容となっています。

漢方の用語から中医学で考えられる病態・原因など、初心者目線で書かれてます。

おもな生薬の性質や薬効、漢方薬の処方についても、くわしい解説があるので、それぞれ見比べることができます。

また、漢方のカウンセリング技術を上げるための項目にも注目です。

  • 漢方の健康相談の流れ
  • 聴き取りで大切な3つのポイント
  • 証を見極めるために確認すること
  • 相手に伝わるアドバイスの仕方

漢方の接客方法に特化しているので、あなたの職場でも応用することができます。

漢方の基礎知識 → 生薬・漢方の勉強 → 漢方のカウンセリング方法と、段階を踏んで成長できる本です。

生薬と漢方の解説では、登録販売者試験に出てくる範囲とけっこう被っているため、漢方を勉強するテキストとしても活用できます。

専門用語をわかりやすい言葉に直してあったりと配慮はされているものの、挿絵やイラストがほとんど無いのが難点でしょうか。

気軽に読む本としては向いていません。
完読するには少し根気が必要ですが、漢方の専門書としては最高です。

こんな人におすすめ

✔︎ 漢方を基礎から勉強したい
✔︎ 漢方を勉強するコツが知りたい
✔︎ 生薬・漢方のくわしい解説が知りたい
✔︎ 仕事で漢方相談ができるようになりたい

漢方の専門書というより、漢方の接客に特化した内容です。

現場で使える 薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖 わかる!選べる!漢方薬163

漢方相談便利帖シリーズ、第2弾で、2018年12月に発売されました。

オレンジ色の表紙が特徴です。

気血水・陰陽・五臓六腑(ごぞうろっぷ)といった、漢方や中医学の基礎的な内容が収録されています。

血虚や水滞などの9つの病態が具体的な症状で説明・解説しているので、どのような状態なのか想像しやすくなっています。

この本のメイン項目は、知っていると便利な漢方薬の項目です。

漢方の種類がとても豊富で、なんと163種類も掲載されています。

登録販売者の試験範囲の漢方は78種類ほどですので、2倍以上も知識を得ることができます。

そのため市販では売っていない、マイナーな漢方も存在します。

この本は、それぞれの漢方がどんな症状・どんな体質に効くのか一目でわかります。

さらに、ワンポイントメモも書かれていて、漢方と症状のイメージがしやすくなっています。

漢方が効くしくみ、似た作用同士のの漢方比較など、かゆいところに手が届く内容も知ることができます。

基礎的な内容も書かれていますが、ほとんどが専門用語ばかりです。挿絵も少なく理解するのに時間がかかるかもしれません。

漢方の種類がとても多いので、漢方辞典のように使用できる本です。

(索引がないので、ふせんを貼って使うのをおすすめします)

こんな人におすすめ

✔︎ ずっと使える漢方の辞典がほしい
✔︎ 気血水・陰陽・五臓六腑などを学びたい
✔︎ 漢方で似た作用同士の比較が知りたい
✔︎ 漢方が好きで、たくさん種類を覚えたい

パラパラめくって、ながら見するのも良さげです。

現場で使える 薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖 症状からチャートで選ぶ漢方薬

漢方相談便利帖シリーズ第3弾で、2020年8月に出版された新書です。

赤色の表紙が特徴です。

症状や体質から、あなたや相談者に適した漢方薬をフローチャートで探し出すことができます。

フローチャートとは、複雑な選択肢などを、図形や矢印で視覚的にとらえることができる手法のことです。

心理テストで「はい・いいえ」の質問に答えるようなイメージです。

フローチャートで見てわかりやすく、症状別に適切な漢方を選べることが、他の漢方相談便利帖シリーズと異なる点です。

主症状+副症状+体質から、1番ベストな漢方を絞り込むことができるので、他の本にはない特徴ともいえますね。

前項で紹介した「わかる!選べる!漢方薬163」オレンジの本)と内容がリンクしているため、併用前提で発売された本です。

両書とも少しサイズが大きめなのがネックかもしれません。

「現場で使える漢方相談便利帖」シリーズの中では、1番実践的に使える内容です。

こんな人におすすめ

✔︎ 信用性のある新しい本がほしい
✔︎ 漢方と症状を
一致させて覚えたい
✔︎ 症状からお客さんに合う漢方を選びたい
✔︎ 漢方の基礎〜実践まで、ひと通り学びたい

以上が新人登録販売者便利帖シリーズです。

難点をあげるとしたら、3冊とも少し大きめなので、場所を取ります。

ぶっちゃけると便利帖シリーズは、かなり専門的な内容となっています。

登録販売者というより薬剤師目線というのもあるかもしれません。

そのため漢方初心者にとってはレベルの高い本だと感じる方も多いようです。

漢方が大好き・もっと専門的な東洋医学の知識を勉強したい人には、ぴったりの本シリーズです。

まとめ

  • キャラ図鑑 … イラストでわかりやすい
  • 生薬辞典 … 綺麗な植物画の生薬図鑑
  • 漢方薬膳本 … 漢方+薬膳+体質改善
  • 東洋医学本 … 漢方と鍼灸(ツボ)
  • ピンクの本 … 漢方の接客方法を学べる
  • オレンジの本 … 163種類の漢方辞典
  • 赤の本 … チャートで症状から選べる

この記事では、ドラッグストア業界で人気な本を厳選しました。

もちろん、ここで紹介した7冊以外にも魅力的な本はたくさんあります。

この記事で今ひとつピンとこなければ、Amazonや楽天などのネットショップで本を探してみるのも手段のひとつです。

そうすることで、あなたにの読みたい・役に立つ本が見つかりやすくなります。

漢方に関する本は、どれも個性があります。

何となく買った本が難しすぎて読めないなんてこともあるため、選ぶときはあなたの興味のある本をどうぞ。

漢方は勉強すればするほど、楽しくなる奥が深い学問です。

カタカナばかりの成分の参考書より、漢字で埋め尽くされている漢方や生薬の書籍のほうが好きな人もたくさんいます。

» 漢方薬キャラクター図鑑
» 生薬と漢方薬の事典
» 漢方と薬膳の基礎知識
» 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書
» 漢方相談便利帖(これから漢方の知識を身につけたいピンクの本
» わかる!選べる!漢方薬163(163種類を紹介、オレンジの本
» 症状からチャートで選ぶ漢方薬(ベストな漢方を選べる赤の本

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

登録販売者として、実践的な知識を学びたいなら下記の記事をどうぞ。

» 【厳選】現役の登録販売者が選ぶ、実務経験におすすめの本まとめ(未経験OK)

記事内で紹介している本は、登録販売者の基本的な流れ・症状にあった接客の方法・覚えておきたい知識など、登録販売者の実務的な内容を学べます。

あなたのお役に立てたら幸いです。

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