【独学OK】学校に通わなくても取れる医療系資格まとめ【おすすめ】

学校に通わなくても取れる、医療系資格が知りたい。
自分1人の力で合格して、就職・転職したい。
どんな医療系資格があるのか、気になる。

そんな悩みを解決できるヒントをこっそり教えますね。

あなたは将来のために役立つ資格を探しているはずです。

  • 学校に通わなくても取れる資格
  • 大学に行かなくても取れる資格

こんな内容で検索している人が多いんですね。

自立するために学校に通わず、ユーキャンなどの通信講座を利用して資格を取る人も多いです。

さて、この記事では数ある資格の中でも、
実用性のある5つの医療系資格を紹介しています。

あなたの知らなかった資格が見つかるかもしれませんね。

合格した方たちの体験談も、合わせて掲載しますね。

この記事の内容は、こんな感じです。

  • 資格取得までのステップ
  • 学校に通わなくてもいい医療系資格について
  • 独学で取れる医療系資格5つ紹介
  • 5つの資格の特徴・主な仕事内容
  • それぞれの資格をオススメする人

記事の後半では、個人的に役に立った「医薬品登録販売者」という薬の資格について解説しています。

  • 医薬品登録販売者とは、市販の薬を販売できる資格
  • 学校に通わなくても独学で取れる理由
  • 引っ越ししても就職・転職に有利
  • 【薬の専門家】薬剤師・登録販売者のちがい

おそらくあなたは初めて知ったはず。

私も取る前まで全然知らなかった医療系資格ですが、そこそこ取りやすくてめっちゃ使えます。

  • 独学で合格
  • 会社に内定
  • 専門の資格手当がつく
  • 店長代理(管理資格者)になる

この医薬品登録販売者という資格について、興味のある人は読んでみてください。

(スルーしても大丈夫です)

ぶっちゃけ、どの医療系資格も役に立ちますし、それぞれメリット・デメリットがあるんですよね。

最終的にどの資格を取りたいかは、あなた次第なので。

それでは、学校に通わなくても取れる医療系資格について解説していきます。

【追記】

中学生・高校生の方に、専用のわかりやすい記事を作りました。

» 【やさしく解説】高校生でも取れる医療系の資格5つまとめ【中学生もOK】

目次

【はじめに】独学で取れる資格、取れない資格について解説

医療系の資格はざっくりわけて、

独学で取れるものと、どうしても取れないものの2種類にわかれています。

たとえば、「薬剤師をユーキャンで取れますか?」という質問に対しては、ユーキャンで取ることができません。

薬剤師の資格は、薬学部(薬学科)のある大学に6年間通い、さらに国家試験に合格して初めてゲットできます。

そのため、ユーキャンのような勉強・独学で薬剤師資格を取ることは不可能です。

独学でも取れる主な医療系資格は、下記のようなものがあります。

  • 医療事務
  • 調剤薬局事務
  • 看護助手
  • 歯科助手
  • 医薬品登録販売者  など

これらの資格は独学や通信講座といった方法で、あなた1人で取得することができます。

反対に、どうがんばっても独学で取れない医療系資格はこんな感じです。

  • 医師
  • 歯科医師
  • 獣医師
  • 薬剤師
  • 看護師  など

独学で取れない資格は、医療系の大学や専門学校に通う必要があります。

基本的に、資格の名前に「〜師」とつくものは、専門の医療系学校で何年も勉強しなければいけないと思ってください。

まず「独学で取れるのはどんな資格」なのかを知っておくと、あなたが今後ほしい資格が見つかりやすくなります。

あなたのライフスタイルに合った勉強方法について

医療系資格をどう勉強していくかは、人それぞれです。

そのため、あなたのライフスタイルに合わせた勉強のやり方を、まずは考えていきましょう。

【方法1】市販のテキストを使って独学でやる

本屋さん、ネット通販で市販のテキスト・教科書を買って、あなた1人で勉強していくスタイルです。

・コスト、費用を抑えられる
・好きな時間に勉強できる
・途中で挫折しやすい
・やる気がなくなりやすい
・自分でスケジュールを計画する必要がある
・わからないところを誰かに聞けない

【方法2】通信講座を利用する

ユーキャンのような通信講座を使って、あなた1人で勉強していくスタイルです。

・自分でテキストを買いにいかなくていい
・どの順番で勉強したらいいかわかる
・本番のような模擬試験を受けられる
・プロの先生による講義動画を見ることができる
・費用が少し高い
・添削問題を提出するのがめんどくさくなる

【方法3】専門学校に通う

高校卒業後や、仕事をやめて専門学校に通うスタイルです。

・合格までのカリキュラムが充実している
・プロの先生の授業を生で受けられる
・周りに同じ目標を持つ仲間ができる
・就職先までバックアップしてくれる学校が多い
・費用がかなり高い
・資格取得するまで時間がかかる

このように、それぞれメリット、デメリットがあります。

どの勉強スタイルを選ぶかはあなた次第なので、あなたに合った方法を選んでくださいね。

【5つ紹介】独学で取れる医療系資格について

学校に通わなくても取れる = 独学でも取れる資格ということです。

独学で取れる医療系資格は、意外とたくさんあります。

ここでは実用性のある5つの資格を紹介しますね。

  • 医療事務
  • 調剤薬局事務
  • 看護助手
  • 歯科助手
  • 医薬品登録販売者

あなたにとって、名前を聞いたことがある資格もあれば、よく知らない資格もあるはずです。

ちなみに私は上記の資格のうち、2種類持っています。

(医薬品登録販売者、歯科助手)

それぞれの資格の特徴も、実は似ているようで全然ちがうんですね。

では、それぞれの医療系資格について紹介していきます。

【医療系資格の王道】医療事務の資格

医療事務は、学校に通わなくても取れる医療系資格のなかでも有名な資格です。

3〜4ヶ月という短期間で取れるのもメリットで、年中通して人気な医療系資格の1つだったりします。

さらに、出産後・子育て中の主婦にとっては、再就職しやすい仕事でもあります。

医療事務の仕事について

医療事務のおもな仕事は、病院や個人医院・クリニックなどの受付業務です。

・受付業務
・会計業務
・クラーク業務
・レセプト作成業務

受付・会計業務は、病院に行った時の受付の人をイメージしてください。

患者さんの対応や、会計の仕事をしている、あの方々です。

クラーク業務とは、患者さんと医師・看護師の橋渡しをする仕事です。

カルテの管理、患者さんの誘導、電話対応といった診療をスムーズに進めるための大切な業務です。

最後に「レセプト」という難しい単語が出てきましたね。

「レセプト」とは、保険者に請求する診療報酬明細書のことです。

あなたは病院に行くと、保険証を出して3割負担でお金を払っていると思います。

レセプト業務とは、残りの7割を保険者(あなたの会社・国など)に請求するための作業のことです。

つまり、この専門的な仕事を行うための資格が、医療事務というわけですね。

レセプト業務は難しそうな仕事に見えますが、きちんと勉強することでしっかり対応することができます。

受付対応をしつつ、保険点数を計算したり、パソコン入力をしたりします。

合格しやすいのも魅力の1つですね。

医療事務の資格の種類

医療事務の資格は、大きくわけて4種類あります。

  1. 医療事務認定実務者(R)試験
  2. 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))
  3. 医療事務管理士(R)技能認定試験
  4. 診療報酬請求事務能力認定試験

資格の概要がそれぞれ微妙にちがうので、かんたんに解説します。

※ 内容がむずかしいので、読み飛ばしてOKです

医療事務認定実務者(R)試験

医療事務認定実務者(R)試験は、医療事務の中では比較的取りやすい資格です。

  • 毎月開催
  • 受験料5000円(一般受験)
  • 在宅受験可能
  • 合格率60〜80%

② 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R)) 

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク(R))は、毎年5万人もの受験者がいる人気の高い資格です。

  • 毎月開催
  • 受験料…7500円
  • 在宅受験可能
  • 合格率60%

③ 医療事務管理士(R)技能認定試験

医療事務管理士(R)技能認定試験は、約50年の実績のある団体が運営しています。

  • 年6回開催(奇数月)
  • 受験料…7500円
  • 在宅受験可能
  • 合格率50%

④ 診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務の中でも難易度の高い資格です。

  • 年2回開催
  • 受験料…9000円
  • 在宅不可、試験会場で受験
  • 合格率30〜40%

ぶっちゃけると、医療機関にとって、これらの医療事務資格のちがいを区別していなかったりします。

厳密には資格の種類がちがいますが、医師・看護師目線だとそこまで内容が変わらなかったりします。

医療事務のメリット

医療事務のメリットは3つあります。

実は後に紹介する医療系資格と、メリットがほぼ一緒だったりします。

  • 面接で「即戦力」として評価してくれる
  • 資格があるという自信につながる
  • ブランクがあっても再就職できる
  • 資格手当による給料アップ

医療事務の資格は、まず面接のときに役に立ちます。

レセプト業務ができるという即戦力をアピールできるため、人手の足りない医療機関では重宝されやすいです。

もしあなたが医療業界未経験でも、医療事務という有益な資格があります。

ここで「医療業界未経験、無資格」という他の人と差をつけることができます。

また、あなたが育児や介護などで仕事現場を離れてしまっても、医療事務という資格があることで再就職しやすくなります。

過去の経歴を重要視してくれる病院・クリニックもあるので、資格+経歴を面接でアピールできます。

ちなみに、会社によっては資格手当がつく場合もあります。

だいたい相場は5000〜10000円くらいです。

※ 民間資格なので資格手当がない職場もあります

医療事務のデメリット

メリットの多い医療事務資格ですが、少なからずデメリットがあるので、合わせて紹介します。

  • 医療事務の資格は必須ではない

医療事務の資格は、実は必須ではありません。

個人経営の診療所・クリニックだと、業界未経験+無資格でも採用されたりします。

しかし、未経験+無資格より、未経験+医療事務の方が面接に通りやすい会社もあります。

会社にとって、少しでも専門知識のある人を採用したい気持ちがあるからです。

医療事務をおすすめする人

・短期間で資格を取りたい
・コツコツ事務作業が好きだ
・病院の受付の仕事がやりたい
・出産、子育て後に再就職ができる資格がほしい

シングルマザーの方や、転勤族のお母さんも、多く取得している傾向です。

そして、合格する人も多いです。

» 医療事務について調べてみる(外部リンク)

※ 上記は ①医療事務認定実務者(R)試験

テキストを自分で買って、独学で勉強するのもアリですよ。

※ 上記は④診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務は短期間で取ることができるので、いつも人気の資格だったりします。

【薬が好きならアリ】調剤薬局事務の資格

調剤薬局事務は、調剤薬局で役に立つ資格です。

薬が好き・パソコン入力がやりたい・受付業務に興味があるなら、この仕事に向いています。

調剤薬局事務の仕事について

医療事務と同じく、受付や会計などの仕事がメインになります。

医療事務との大きなちがいは、職場が病院ではなく薬局ということです。

・調剤薬局の受付業務
・患者さんの接客
・会計業務
・レセプト作成
・薬剤師の補助業務

調剤薬局も保険証を使うので、レセプト業務がメインです。

医療事務のように、保険点数を計算したりパソコン入力をします。

もしパソコン操作が苦手でも、医療事務の仕事よりは難しくないそうです。

ダブルクリックができる、ローマ字入力ができれば大丈夫、と薬剤師の人が言っていました。

まずはレセプト画面のパソコンに慣れることが先ですね。

病院ではなく薬局での仕事なので、薬剤師の人と一緒に働きます。

薬剤師は、主に調剤業務(薬を作る仕事)をしている専門家です。

薬局事務は、薬剤師のフォローをしたり、患者さんとコミュニケーションを取ったりします。

薬の入った箱を取ったり、電話対応したり、率先して動くことが求められますよ。

調剤薬局事務は4種類ある

調剤事務資格も多くの種類があります。

ざっくり4種類ありますね。

  1. 調剤薬局事務検定試験
  2. 調剤事務管理士(R) 
  3. 調剤事務実務士(R) 
  4. 調剤報酬請求事務専門士

(興味ない場合は飛ばしてOKです)

① 調剤薬局事務検定試験

調剤薬局事務検定試験は、比較的取りやすい資格で、通信講座でも取得できます。

  • 毎月開催
  • 受験料…5500円
  • 在宅受験可能
  • 合格率80〜90%

② 調剤事務管理士(R) 

調剤事務管理士(R) は、会場で受験するタイプの資格です。

  • 月6回開催(奇数月)
  • 受験料…5700円
  • 会場受験
  • 合格率60%

③ 調剤事務実務士(R) 

調剤事務実務士(R) は、レセプト知識だけでなく接遇マナーについても問われます。

  • 年2回開催
  • 受験料…7700円
  • 指定の場所で受験
  • 合格率60%

④ 調剤報酬請求事務専門士

調剤報酬請求事務専門士は、1〜3級まである珍しい資格です。

  • 年2回開催
  • 受験料…4800〜7800円
  • 在宅受験可能(1級は会場受験のみ)
  • 合格率はまちまち

※ 合格率は1級20%、2級40%、3級50〜60%くらい

この中でおすすめなのは、①調剤薬局事務検定試験です。

やはり費用が安く、短期間で取りやすいのが魅力の1つですね。

計算問題が苦手な人でも、合格することが可能です。

調剤薬局事務のメリット、デメリット

調剤事務のメリットは、医療事務とほぼ一緒です。

  • 面接で「即戦力」として評価してくれる
  • 資格があるという自信につながる
  • ブランクがあっても再就職できる
  • 資格手当による給料アップ

デメリットは、民間資格のため必須ではないということですね。

しかし、調剤事務を持っている人と調剤事務を持っていない人とでは、一緒に入社した時点で明らかに差がついてしまいます。

調剤薬局事務をおすすめする人

・短期間で資格を取りたい
・調剤薬局ではたらきたい
・薬に関わる仕事がしたい
・処方せんの薬に詳しくなりたい

調剤薬局も、病院と同じく全国各地にあります。

そのため、就職に困らないというメリットがあります。

「病院ではたらくのは何となく嫌だけど、調剤薬局なら良いかな…」

という人におすすめする資格です。

» 調剤薬局事務について調べてみる(外部リンク)

※上記は ①調剤薬局事務検定試験

独学でテキストを買って勉強するのも1つの手です。

【病院を支えたい】看護助手の資格

看護助手は、医師や看護師のフォローをするポジションの仕事です。

受付業務ではなく、患者さんのお世話や看護師さんのフォローが中心です。

看護助手の仕事について

看護助手は、医師・看護師のような国家資格ではないため医療行為を行うことはできません。

しかし、看護チームの一員として、医療機関の中でも大事なポジションに配置されている場合があります。

・医師・看護師の補助
・患者さんのお世話
・院内の環境整備など
・器具の洗浄、滅菌業務

医療事務の仕事は病院の窓口担当ですが、
看護助手の仕事は病院の医療環境の補助を担当します。

体力勝負な場面も多いですが、

パソコン作業が苦手なら、看護助手の方が合っています。

医療事務、薬局事務はパソコン作業がメインなので、

タイピング(文字を打つ作業)や座りっぱなしが苦手なら看護助手をおすすめします。

患者さんとうまく会話しつつ、医師や看護師の人と連携して仕事を回していくのが主な仕事ですからね。

看護助手をおすすめする人

・パソコン作業が苦手
・身体を動かした仕事がしたい
・病院やクリニックではたらきたい
・自分から動くより、誰かの指示で仕事したい

看護助手は知名度が低いですが、れっきとした医療系資格の1つです。

医療事務と看護助手、どちらも医療機関での仕事ですが、仕事内容は全然ちがいます。

どちらがあなたに向いているか、一度考えてみてください。

» 看護助手について調べてみる(外部リンク)

看護助手の仕事をわかりやすく表現したマンガがあったりします。

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かわいらしいイラストで、やさしいナナちゃんの仕事の様子を見ることができます。

【歯医者で働きたい】歯科助手の資格

歯科助手は、歯科医院で就職・仕事するときに役に立つ資格です。

実は私も歯科助手資格を持っていて、過去に歯科医院で仕事をしていたことがあります。

歯科助手の仕事について

歯科助手の仕事は、医院によって受付メインと診察室メインの2種類にわかれます。

・歯科医院の受付、会計
・レセプト作成(医院による)
・歯の型取りを作る
・器具の消毒、滅菌処理
・バキュームの補助

受付メインだと、受付・会計・電話対応が主な仕事です。

診察室メインでは、歯の型取りを作る・器具の消毒をする・バキューム(口の中の水や唾液を吸う機械)の補助をしたりします。

よく「歯科助手は歯石を取ったり、口の中の掃除をしますか?」と聞かれますが、実際やりません。

口の中を触ることは医療行為になるため、国家資格である歯科衛生士の資格が必要になるんですね。

もし歯科助手なのに口内清掃の仕事をやっているなら、その歯科医院は法律的にアウトです。

ちなみに、私の勤めていた歯科医院は歯科助手の資格手当がついていました。
(月5000円)

さらに、定期的に歯のメンテナンスをしてもらえたりと、歯科医院ならではの福利厚生があったりします。

歯科助手をおすすめする人

・将来的にずっと使える資格がほしい
・歯についての知識を勉強したい
・自分の歯の状況が知りたい
・歯科医院で仕事をしたい

ちなみに、歯科医院はコンビニよりも数が多いです。

就職に有利で資格手当のあるクリニックも多いので、意外と狙い目の資格ですね。

歯科助手の仕事について、合格後に勉強できる本もあります。

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オールカラー印刷で読みやすいのが特徴です。

気になる資格があったら早速勉強しましょう

あなたの性格や、求める職場環境によって選ぶ資格がちがってきます。

医療系資格は、あなたのこれからの人生で強みになりますよ。

気になる資格は、とりあえず資料請求してみるのも1つの手です。

あなたの気になる資格が見つかったら、ぜひ挑戦してみてください。

ここで紹介した医療系資格については、下記のサイトから詳しく調べられます。

\自宅で本番試験できる/

\無料で資料請求できる/

暇なときに、サイトを見てみてください。

ここで紹介した資格以外に、気になる資格が見つかる場合もありますよ。

さて、この記事のメインである5つの資格のうち、4つを紹介しました。

もしあなたが、市販薬のプロである「医薬品登録販売者」について少し気になるなら、このまま読み進めてください。

【お薬相談ができる】医薬品登録販売者の資格

私は、「医薬品登録販売者」という、市販の薬を販売できる免許を持っています。

「何それ?」と思った方も多いはず。

大丈夫です。私も、この資格の第一印象は「何それ?」でした。

ですが、「何それ?」と思う、この資格のおかげで就職することができました。

さらに、いま「市販薬のプロ」という専門的な肩書きを持ちながら働いています。

ちなみに私はこんな仕事をしています。

  • お客さんのお薬相談
  • 病院に行くべきか判断する
  • お店にある、その人に合う薬を提案する

知名度が低くても、直接誰かの役に立つ資格です。

実は、学校に通うこともなく、独学で合格することができたんですね。

医薬品販売業界で仕事したことなかったのですが、転職することができました。

さらに、資格手当によって収入もアップしたのが嬉しいところです。

医薬品登録販売者資格は、2009年にできたばかりの、比較的新しい資格です。

この「医薬品登録販売者」という名前は、ドラッグストアや市販の薬のCMでも見かけたことがある方もいるかもしれません。

※よく「登録販売者」と省略される場合が多いです

また、医薬品登録販売者は、免許のようなポジションの資格です。

この資格がないと、ドラッグストアや薬局で市販の薬を売ることができません。

そのため、ドラッグストアでお薬相談をしてくれる人は、必ず登録販売者を持っています。

(薬剤師も同じく薬を販売できるので、お店には登録販売者・薬剤師のどちらかが必ずいます)

補足:医薬品登録販売者という名称について

なぜ「医薬品登録販売者」という名称なのかについては、いろいろと説があります。

イマイチ変な名前の資格なんですよね…

この試験に合格すると、保健所に自分の情報を「登録」します。

その後、市販薬を「販売」することができるため、登録販売者という名称になったという説ですね。

元々は「登録販売者」という資格名だったのですが、
2019年10月に、「登録販売者」から「医薬品登録販売者」に、正式名称が変更されました。

そのため、一般の人が見ても、医薬品(市販の薬)を取り扱っているという資格ということがすぐにわかるようになりました。

ただ、「医薬品登録販売者」という資格名は少し長いので、
医薬品業界からは「登販」(とうはん)と、省略して呼ばれます。

ここから先は、「登録販売者」と呼びますね。

【登録販売者】学校に通わなくても独学で取れる理由

登録販売者の資格は、学校に通わなくても独学で取ることができます。

2009年に登録販売者資格が設立された当時は、試験の受験資格として1年の実務経験が必要でした。

そのため、元々はドラッグストア・薬局で働いている人限定の資格だったんですね。

これについて、さまざまな意見があり、2015年4月から試験制度がガラッと変更されました。

現在は受験するための実務経験が無くなったため、
どんな人でも試験を受けることができるようになりました。

そのため、中学・高校生や仕事バリバリサラリーマン、仕事をさがしている専業主婦、50〜60代のベテランまで、誰でも受験可能です。

あなたも、その気があるなら、すぐ受験できます。

登録販売者になるには、毎年都道府県で実施される登録販売者試験に合格する必要があります。

【メリット】よくある民間資格より優遇される

ここまで記事を読んでくれたあなたに、絶対損しない情報をこっそり教えますね。

先ほど紹介した4つの医療系資格は、どれも民間資格です。

いわゆる、民間の企業が運営している資格なんですね。

国家資格は国が運営している資格なので、その差は全然ちがいます。

職場によっては、民間資格はあってもなくても優遇に関係ない、なんてところもあったりします。

一方、登録販売者資格は「公的資格」に分類されます。

公的資格は都道府県が管轄しているので、その辺にある民間企業が運営する資格と全然ちがいます。

すこし面倒なことに、都道府県の保健所に資格者として登録する必要がありますが、、

保健所に登録するのは、実は薬剤師や看護師と同じだったりします。

ここで、一般的な民間資格とは明らかに資格の差があります。

補足:薬学部に6年間通わなくていい

登録販売者は、誰でも受験可能です。

何より、登録販売者は大学や専門学校などに通わなくても資格が取れます。

「薬の専門家=薬剤師」というイメージですが、
薬剤師の資格は大学の薬学部に、必ず6年間通う必要があります。

さらに、難関の国家試験に合格しないと薬剤師になれません。

いっぽう、登録販売者の資格は、学校に通わなくても独学で取れます。

自宅で勉強するもよし、カフェで勉強するのもよしです。

メリットが多い穴場の資格【登録販売者】

登録販売者資格は、メリットが意外と多かったりします。

  • 比較的取得しやすい
  • 市販の薬に詳しくなれる
  • ドラッグストア、薬局の就職に有利
  • お薬相談でお客さんの力になれる
  • プライベートでも役に立つ知識

資格手当がプラス支給されるのも、ある意味メリットですね。

ただ、少なからず、デメリットも存在します。

登録販売者資格の良いところ、悪いところについては下記の記事で詳しくまとめています。

» 【役に立たない?】登録販売者のメリット・デメリットまとめ

気になる人は、ご覧ください。

就職・転職に有利

「登録販売者資格は、就職・転職に有利な資格」と言われています。

理由は、登録販売者だけの特権「市販薬を扱える」ことです。

市販の薬を取り扱うドラッグストアは、登録販売者(または薬剤師)が最低1人いないと、お店を開けることができません。

そのため、ドラッグストアに行くと必ず資格を持つ店員がいます。

ぶっちゃけ、記事の前半で紹介した4つの資格は、持っていても持っていなくても働ける場合が多いです。

しかし、登録販売者資格は持っている前提で仕事をすることになります。

ドラッグストアでは必須の資格

実は、ドラッグストア業界では、登録販売者が必須の資格だったりします。

ドラッグストアの社員になると、登録販売者の資格を取ることが必須になるくらい重要な資格なんですね。

ただ、登録販売者はドラッグストア・薬局業界に特化していますが、他の医療業界では使いにくい資格だったりします。

実際に、病院やクリニックでお薬の相談や販売はしませんよね。

しかし、もしあなたがドラッグストアや薬局で働きたいと思うなら、登録販売者は取っておきたい資格です。

【薬の専門家】登録販売者と薬剤師のちがい

「薬の専門家」と聞くと、あなたはまず薬剤師を思い浮かべると思います。

しかし、登録販売者も薬剤師と同じく、市販の薬を取り扱うことができます。

登録販売者と薬剤師について、大きなちがいは取り扱える市販薬の区分(グループ)です。

薬剤師は「全ての医薬品」を取り扱うことができます。

いっぽう、登録販売者は「ほとんどの市販薬」を取り扱えます。

薬剤師は、病院や薬局にいるイメージが強いと思います。

病院からもらった処方せんを作ること(調剤業務)が、主な仕事ですね。

実はドラッグストアにも薬剤師がいます。

ドラッグストアにあるロキソニン(第一類医薬品)など、よくある市販の薬の中でも、リスクの高い薬を販売することができるのは薬剤師だけです。

登録販売者は、一部の市販薬以外の、ほとんどの市販薬を販売できます。

実際のところ、市販で売られている薬の約9割を取り扱うことができます。

なので、薬剤師がいなくても登録販売者資格を持っているだけで重宝されます。

ほとんどのドラッグストアは、登録販売者だけでも充分活躍できるということですね。

薬剤師=MT免許、登録販売者=AT限定免許

あなたは車の免許をお持ちですか?

MT(ミッション)・AT限定(オートマチック)、どちらでしょうか?

薬剤師と登録販売者をわかりやすく例える方法があります。

  • 薬剤師 … MT免許
  • 登録販売者 … AT限定免許

MT免許は、全ての車種に乗ることができます。

しかし、AT限定免許だとMT車に乗ることはできません。

これが、薬剤師と登録販売者の資格でも同じ考え方ができます。

  • 薬剤師…全ての医療用医薬品、全ての市販薬
  • 登録販売者…全体のうち9割を占める市販薬

※ 医療用医薬品は、処方せんでもらえる薬のことです

市販薬を売っているドラッグストアにとっては、登録販売者でも十分活躍できます。

そのため、薬剤師免許がなくても、登録販売者の資格でいけるという考えですね。

登録販売者の資格があれば、市販の薬を売ることができます。

ただ、簡単に取れるというわけではありません。

それなりに、勉強量が必要になります。

ちなみに、このサイトでは
通信講座に頼らなくても、独学で登録販売者試験に合格するための知識が盛り込んであります。

気になる人は、独学で取る勉強法についての記事をご覧ください。

» 【2023年版】独学で合格できる勉強法・注意点まとめ【登録販売者試験】

まとめ:独学で医療系資格は取れる

ここで紹介した資格は、すべて学校に通わなくても取れる資格です。

履歴書の資格欄に書くことで就職・転職に有利になりますし、中には資格手当がつく職場もあります。

あえてデメリットを挙げるなら、どれも国家資格ではなく、医療行為ができないことですね。

※ 医薬品登録販売者は公的資格なので、薬剤師と同じように都道府県への手続き登録が必要です

ここで紹介した医療系資格に少しでも興味があるなら、まずはいろいろ調べてみてください。

クチコミや評判を集めてみて、最終的に受験するか・しないかを決めたら大丈夫ですよ。

【最後に】思い立ったら、すぐ行動しましょう

あなたは「学校に通わなくても取れる医療系資格」を探していたと思います。

もし、ほんの少しでも「気になる資格が見つかった」なら、すぐ行動しましょう。

資料請求するもよし、ノリと勢いで申し込むもよし、テキストを買って勉強するもよしです。

ちなみに、資格を取ることが最終目標ではありませんよ。

資格を生かして就職・転職・収入アップが、あなたの最終目標だからです。

今日が人生で、1番若い日です。

今から何をするかは、あなた自身で決めてくださいね。

独学でむずかしそうなら、通信講座の検討もどうぞ。

\自宅で本番試験できる/

\無料で資料請求できる/

何か相談したいことがあれば、私までメッセージをどうぞ。

» リンネ@Twitter

ここまで読んでくれたなら、必ず良い方向にむかいますよ。

あなたの人生の起点になれば、幸いです。

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