第2章の「人体の働きと医薬品」の項目が難しい。
臓器や器官の名前が、なかなか覚えられない。
理科が昔からキライだから、第2章は苦手意識がある…
そんな悩みを、解決します。
この記事では、登録販売者試験の第2章を攻略するポイントをまとめました。
もし、第2章でつまづいているなら、ご覧ください。
第2章は【人体のしくみ】がテーマ
「第2章:人体の働きと医薬品」では、身体の構造・副作用の種類がおもなテーマになります。
「人体=理系」のような内容ですが、計算式が出ることはなく、暗記がメインになります。
あなたが学生のときに、理科の授業で習ったことがある知識も試験範囲に入っています。
小中学校の理科の内容を、もっと深く勉強するのが登録販売者の第2章というわけです。
第2章の試験範囲
第2章の試験範囲は、こんな感じです。
- 人体の構造と働き
- 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器
- 消化器系
- 呼吸器系
- 循環器系
- 泌尿器系
- 目、鼻、耳などの感覚器官
- 目
- 鼻
- 耳
- 皮膚、骨・関節、筋肉などの運動器官
- 外皮系
- 骨格系
- 筋組織
- 脳や神経系の働き
- 中枢神経系
- 末梢神経系
- 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器
- 薬が働く仕組み
- 薬の生体内運命
- 薬の体内での働き
- 剤型ごとの違い、適切な使用方法
- 症状からみた主な副作用
- 全身的に現れる副作用
- ショック(アナフィラキシー)、アナフィラキシー様症状
- 重篤な皮膚粘膜障害
- 肝機能障害
- 偽アルドステロン症
- 病気等に対する抵抗力の低下等
- 精神神経系に現れる副作用
- 精神神経障害
- 無菌性髄膜炎
- その他体の局所に現れる副作用
- 消化器系に現れる副作用
- 呼吸器系に現れる副作用
- 循環器系に現れる副作用
- 泌尿器系に現れる副作用感覚器系に現れる副作用
- 皮膚に現れる副作用
- 全身的に現れる副作用
この時点で、勉強する前から苦手意識を持ってしまうかもしれませんね。
ですが、しっかり試験対策をすることで点数を上げることができます。
上記の内容をいかにうまく暗記できるかが、合格への近道です。
第2章の難易度:そこそこむずかしい
もしあなたが第1章から第2章と順番に勉強していたら、やる気が無くなってしまったと思います。
「おいおい、急に難易度高くね?」と、私もあなたと同じように痛感していました。
さて、この第2章をどう切り抜けるかが、最初の鬼門となってきます。
第1章では医薬品の基本的な知識、薬害について勉強します。
第2章では試験範囲がガラッと変わって、人体のはたらきと医薬品という項目です。
胃・小腸・骨・筋肉、神経系など、かつて学生のころに授業で習ったような内容に似ています。
しかし、登録販売者試験では、もっともっと深い内容が出題されるんですね。
市販薬を販売するうえで、どの成分が人間のどの部分に作用するのかに必要な知識や用語、作用を専門的に覚える必要があります。
第2章の勉強のコツ
登録販売者試験の第2章は、人体の臓器の名称・役割・細胞の種類など、覚えることが多いです。
しかし、そもそもどうやって覚えたらいいかが難しいんですよね。
第2章の勉強のコツは、3つあります。
- 図、イラストを見てイメージする
- YouTube講義動画を活用する
- はたらく細胞のアニメを見る
- 語呂合わせを使って覚える
図、イラストを見てイメージする
登録販売者試験の第2章は、人体の臓器やしくみがメインの範囲です。
専門用語を丸暗記するよりも、
図やイラストを見ることで、よりイメージを膨らませることができます。
中外製薬の「からだとしくみ」というサイトでは、各臓器や気管などのしくみや役割を知ることができます。
※ スマホだと見にくいため、パソコン回覧推奨
このサイト、私が受験勉強しているときにめちゃくちゃ役に立ちました。
中外製薬の「からだのしくみ」ページ、個人的にかなりオススメ。
— リンネ@多趣味な人、ときどき登録販売者とブログ (@medicamemo) June 17, 2020
・人間の臓器を全て解説
・イラスト盛りだくさん
・わかりやすい言葉使い
・難読単語にルビがある
・神経や免疫なども網羅
人体を勉強するにはうってつけの内容となっている。 私もこのサイトにめちゃくちゃお世話になった。
パソコン推奨ですが、第2章の理解度がグーンと上がりますよ。
YouTube講義動画を活用する
無料で動画を見ることができるYouTube、
実は、登録販売者試験のための講義動画も投稿されています。
YouTubeの講義動画では、実際の講義の内容を見ることができます。
試験によく出てくる重要なポイント・キーワードをチェックできますよ。
YouTube講義動画については、下記の記事をご覧ください。
» 【登録販売者】石川先生のYouTube動画まとめ【試験勉強】
はたらく細胞のアニメを見る
あなたは、はたらく細胞というアニメを知っていますか?
はたらく細胞とは、人間の細胞がキャラクターとなって、さまざまな仕事をしているところを描いた作品です。
アニメの他にマンガもあるのですが、試験の役に立つ画期的な勉強方法だったりします。
もちろん休憩中に見てもよし、という登録販売者試験にとってメリットばかりの作品です。
はたらく細胞について気になる方は、下記の記事をどうぞ。
語呂合わせを使って覚える
第2章を効率よく勉強できる方法の1つが、語呂合わせです。
語呂合わせを使うことで、イメージしやすく覚えることができます。
たとえば、こんな感じです。
・脳の血液の循環量 … 約15%
→ 血液は赤い → 赤いのはイチゴ → イチゴ(15%)
・脳の酸素の消費量 … 約20%
→ 酸素は化学式だとO2 →O2をひっくりかえして20%
・脳のブドウ糖の消費量 … 約25%
→ ブドウ糖は甘い → 甘くてニコニコする → ニコニコ(25%)
この語呂合わせは、石川達也先生がYouTube動画で教えてくれたんですね。
※ 3:00くらいから説明してくれます
私もしっかり覚えられた、ありがたいゴロ合わせです。
語呂合わせが載っている参考書だと、ズル本がおすすめです。
インパクトのあるゴロ、わかりやすい解説が特徴的なテキストです。
語呂合わせを駆使して、時間短縮で覚えたいところです。
第2章の覚え方・解説ページ
第2章を、大きく7つの記事にわけました。
- 消化器系、消化酵素の覚え方
- 呼吸器系、咽頭と喉頭の覚え方
- 循環器系、心臓と血液の覚え方
- 泌尿器系、腎臓と副腎の覚え方
- 感覚器官、目・鼻・耳の覚え方
- 皮膚・骨・筋組織の覚え方
- 中枢神経、抹消神経、自律神経系の覚え方
【お知らせ】読みにくい文面の記事がありますが、少しずつ読みやすいように修正しています。
どうぞ温かい目で、ご覧ください。
消化器系、消化酵素の覚え方
消化器系は、口腔から肛門まで続いている器官です。
名前は知っているけど詳しくはわからない、各臓器の機能について解説しています。
唾液・胃・小腸などに含まれる消化酵素を、算数の公式のように覚えられます。
呼吸器系、咽頭と喉頭の覚え方
肺や気管支など、呼吸に関する大事な器官を呼吸器系と呼びます。
咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)の場所がわかります。
字面が似ていて違いがわからない人は、ご覧ください。
» 【登録販売者試験】呼吸器系、咽頭と喉頭の覚え方(第2章)
循環器系、心臓と血液の覚え方
循環器系は、血液やリンパ液を体内に循環される器官系です。
心臓から血液がどういう順番で流れているのか、簡単に覚えられます。
また血液中の細胞の、重要なポイントがわかります。
» 【登録販売者試験】循環器系、心臓と血液の覚え方(第2章)
泌尿器系、腎臓と副腎の覚え方
血液中の老廃物を、体外に排泄するための器官が泌尿器系です。
ネフロンの構成、腎臓の役割がわかります。
図でわかる副腎の機能の覚え方も、解説しています。
» 【登録販売者試験】泌尿器系、腎臓と副腎の覚え方(第2章)
目・耳・鼻の覚え方
視覚、聴覚、嗅覚を司る器官が、感覚器官です。
角膜・強膜・結膜のちがいを答えられますか?
鼻腔と副鼻腔、蝸牛と前庭もそれぞれ似ているようで役割が異なります。
» 【登録販売者試験】感覚器官、目・鼻・耳の覚え方(第2章)
皮膚・骨・筋組織の覚え方
皮膚や骨、筋肉も試験範囲は狭いですが、不意を付いて出題されます。
また皮膚・筋組織に関わる雑学も紹介しています。
たことうおのめの違い、ワキガの原因がわかります。
中枢神経、抹消神経、自律神経系の覚え方
中枢神経と末梢神経の、画期的な覚え方があります。
自律神経系の中の交感神経と副交感神経も、わかりやすい覚え方を用意しました。
覚えにくい神経系ですが、語呂合わせではない意外な方法で攻略できます。
» 【登録販売者試験】中枢神経、抹消神経、自律神経系の覚え方(第2章)
以上、第2章についてまとめました。
第3章の成分を覚えたいなら、下記の記事をどうぞ。