【現役が思う】登録販売者のメリット・デメリットまとめ

登録販売者という資格が、どんな感じか気になる。
この資格のメリット、デメリットが知りたい。
私が登録販売者を取っても役に立たないのかな…

そんな悩みを、解決します。

この記事では現役の登録販売者が実際に感じたメリット・デメリットを暴露しています。

実際に登録販売者として働いたからこそ、知ることができた内容を教えます。

さらに、登録販売者という資格があなたに向いているか、向いていないか ✔︎チェック項目をつけました。

なんとなく資格勉強しよう、と思っているならちょっと待ったです。

私は2018年に試験に合格し、現在ドラッグストアで働いています。

そんなポジションから、現場の生の声をあなたにお届けします。

登録販売者とは、ドラッグストアにいる店員の中でも市販薬の相談に乗ることができる専門の資格です。

実は登録販売者という資格を持っていないと、お薬相談や販売ができません。

名札をよく見ると、「登録販売者」という肩書きが記載されています。

「登録販売者って何…?」と、思った方は、先に下記の記事をどうぞ。

» 【おすすめ医療系資格】学校に通わなくても取れる「医薬品登録販売者」について

登録販売者のメリット

登録販売者の資格を取得して、個人的に感じた5つのメリットを紹介します。

  • 誰かの役に立てる
  • プライベートで役に立つ
  • 就職、転職、再就職で有利になる
  • 資格手当が支給される
  • 資格が失効しない

誰かの役に立てる

お薬相談や医薬品の販売ができるのは、資格を持っている人だけです。

つまり登録販売者を持っている人に限られてきます。

(厳密には薬剤師も市販薬を販売できます)

ドラッグストアに勤めていると、どんな薬が良いのか、病院に行った方がいいのかなどの相談を受けます。

ひとりひとり相談内容はちがうので、その人だけの悩みに答えることができます。

経験談として、相談したお客さんが後日、お礼を言いにきてくださったこともありました。

やりがいを感じられることが、大きいメリットの1つともいえます。

プライベートで役に立つ

登録販売者資格=プライベートで役に立つ資格だなと思えたことが、個人的に1番のメリットです。

つまり仕事で生かせるだけでなく、仕事以外のオフ日でも活用できます。

例えば、あなたがもしドラッグストア業界以外の別の職種に転職しても、薬の商品知識や病院案件といった、専門性のあるノウハウが役に立ちます。

あなたが登録販売者資格を取ったら、その症状から適切な薬を選ぶことができます。

さらに、市販の薬では治らない症状だと判断したら、病院に行くきっかけができます。

受診案件なのに「市販薬で長期間粘っていたら、さらに状態が悪化してしまった」といったことも避けられます。

また、家族や友人からのお薬相談にも答えることもできます。

あなたの身近な人たちや、あなた自身の症状を判断することができます。

もちろん、登録販売者資格でなくても仕事で役に立つ資格はたくさんあります。

しかし登録販売者は、仕事とプライベートの公私ともに、かなり有効活用できます。

就職、転職、再就職で有利になる

登録販売者資格を持っていると、一般の無資格の人よりも就職で有利になります。

仕事に就くパターンは、主に3つあります。

  1. 学生の就職
  2. 未経験からの転職
  3. 主婦、主夫の再就職

どのポジションからも、入社できる可能性があります。

パートやアルバイトから始まり、実績を積んで社員試験を受け、正社員になれた人も実際にいます。

ちなみに私の就職は、パターン②「未経験からの転職」です。

お店自体はそこまで人材不足では無かったものの、会社が登録販売者を必要としていたため、採用されました。

「業界未経験 → 登録販売者を取得 → ドラッグストアに入社」

ちなみに私の過去の職場は、医薬品と全然接点がありませんでした。(テレビ局・電機会社など)

そんな私でも、現在お薬の相談係として働けているのが登録販売者資格の強みですね。

また、下記のようなステップアップ方法もあります。

『一般従業員 → 経験を積んで受験 → 登録販売者に合格』

どちらの方法が正解ということはないので、あなたのライフスタイルに合わせて考えてみてください。

実際に、ドラッグストア業界は転職組が多かったりします。

個人的には、新卒よりも登録販売者を取得した中途採用のほうが面接に通りやすいイメージです。

資格手当が支給される

登録販売者を取得すると、資格手当が支給されるので収入が増えます。

もしドラッグストア・薬局などの仕事を長期的に続けるなら、早めに資格を取っておくと収入が少しずつ上がっていきます。

正社員なら、月5000~15000円くらいの資格手当てが相場です。

もちろん会社によってかなりバラつきがあるので、求人サイトで手当項目をチェックしてください。

ちなみに月80時間勤務の短時間パートでも、手当が支給されます。

ドラッグストアだと、時給換算で月2000~5000円くらいの手当ですね。

調剤薬局の事務をしていても、登録販売者資格を持っているなら資格手当が支給されるところもあります。

参考に、私の住んでいる地域の調剤薬局の資格手当は、月に5000円支給だそうです。

登録販売者資格を取ることで、資格手当という収入アップにつながります。

資格が失効しない

登録販売者は、取ってしまえば一生使える資格です。

つまり、登録販売者資格が失効することはありません。

さらに、運転免許証のように更新するための手続き・更新費用が一切かかりません。

(住所、氏名などの個人情報変更は手続きが必要です)

資格の更新の必要が無いため、失効して資格の権利が無くなるといったこともありません。

例えば、日本商工会議所が認定する「販売士」という資格があります。

5年ごとに更新する必要があり、手続きを忘れると資格自体が失効します。

対して登録販売者資格には、資格が失効する制度は特にありません。

そのため、試験の合格後にすぐ活用しなくても大丈夫です。

あなたの生活が落ち着いた時期や、良いタイミングで資格を活かして就職することが可能です。

以上、私が思う大きなメリットを紹介しました。

しかし登録販売者資格はメリットばかりでなく、デメリットもあります。

登録販売者のデメリット

個人的に思った懸念点も、人によってはデメリットとなりえるので紹介します。

  • 商品について勉強する必要がある
  • お薬相談によるストレス
  • 店舗によってはノルマがある
  • 資格取得の費用がかかる
  • 資格の知名度が低い

商品について勉強する必要がある

登録販売者は「資格を取ってからが、勉強の始まり」でもあります。

合格後すぐに現場で役に立つかと言われれば、ぶっちゃけ役に立たないでしょう。

なぜなら試験範囲の内容は、あくまで基礎的な内容にすぎないからです。

お店にある商品の数も多く、それぞれ成分や効果も違います。

さらにお客さんの症状、普段から飲んでいる薬から1番ベストな市販薬を選びます。

もともと勉強が苦手なら、大変な仕事だと感じるかもしれません。

最初こそ勉強が必要ですが、経験を積んでいくと役に立つ知識がどんどん増えていきます。

お薬相談によるストレス

お薬相談によるストレスは、資格を取って間もない頃によくあります。

お客さんから薬の相談をされたときに専門知識がないと、どの薬を選べば良いか分からないことがあります。

心臓病や糖尿病などの持病がある場合は、さらに慎重な判断を必要とします。

そのため、症状によっては市販の薬ではなく、病院を勧めることもあります。

わからないことがストレスになるのは、登録販売者あるあるかもしれません。

それなら、自力で勉強するのも手です。

登録販売者としてもっと成長したいなら、下記の記事をどうぞ。
» 【厳選】現役の登録販売者が選ぶ、実務経験におすすめの本まとめ(現場未経験OK)

店舗によってはノルマがある

ドラッグストアには、自社だけので製造している独自製品があります。

(プライベートブランド:PBと呼びます)

その会社の系列にしか置いていない、いわゆる一般的ではないマニアックな商品ですね。

テレビCMでも、ほぼ見ることはありません。

会社によっては、ノルマや販売目標が設定されています。

私のお店にはノルマはありませんが、販売目標があったりします。

毎月ノルマがある企業だと、全然売れなかった月には自分でPBを買ってノルマを達成する人もいるようです。

登録販売者を持っていると、ノルマや販売目標の数字に追われる日々の可能性があります。

ノルマに関しては会社によるので、仕事がきついと感じたら転職するのもありです。

資格取得の費用がかかる

試験申し込みから資格取得後の手続きまで合計すると、少なくとも2〜3万円はかかってしまいます。

参考に、登録販売者を取るのにかかる費用をまとめてみました。

  • 試験申し込みの受験料……約15000円前後
  • テキスト、参考書……1冊2000円前後
  • 合格後の手続き……8000円前後

(登録する都道府県によって、受験料や手続きの費用は微妙に異なります)

短時間パートの勤務だと、かかった費用を資格手当などで全額回収するまで時間がかかってしまいます。

またテキストや過去問題集を何冊も買えば、それだけ費用がかかります。

ユーキャンなどの資格取得講座、試験対策セミナーなどを受講すると、さらに数万~数十万かかります。

さらに専門学校に通っていると、数百万単位で学費がかかります。

私の場合、受験料・参考書1冊・合格後の登録手続きで約27000円ほど費用がかかりました。

試験前でなく、合格後の手続きにもお金がかかります。

しかし実際のところは、登録販売者のメリットである資格手当で、プラマイゼロからどんどんプラスになっていきます。

「資格取得するための初期投資」だと割り切って受験するのがいいですね。

資格の知名度が低い

登録販売者はドラッグストア業界では普通に知られている資格ですが、一般的にそこまで知られていません。

私と友人とでは、こんなやり取りがよくあります。

友人「あんた何の仕事してるんや?」

私 「登録販売者やで!」

友人「何やそれ?」

薬局・ドラッグストア業界以外で、登録販売者を知っている人が少ないのが現実です。

そのため登録販売者を取った後も、相手が登録販売者を知らないていで会話するのをおすすめします。

ちなみに私が合格後の手続きのために行った病院で、お医者さんは登録販売者を知りませんでした。

しかし、最近は登録販売者について取り上げられることも多くなりました。

最近だと、市販薬のテレビCMの最後のテロップ画面ですね。

「薬剤師、または登録販売者に相談してください。」

この一言のおかげで、誰かに説明するときは「CMの最後に表示されているあの資格」と言えるようになりました。

今後、薬剤師と同様に、さらに需要が高まっていきます。

登録販売者資格は向き不向きがある

登録販売者のメリット、デメリットを紹介してきました。

どの資格でもそうですが、登録販売者資格も人によって向き不向きがあります。

私の経験から、仕事内容によって登録販売者に向いている人、向いていない人の傾向をまとめました。

個人的な見解もありますが、当てはまるかどうかチェックしてみてください。

登録販売者に向いている人

登録販売者に向いている人の特徴をあげました。

  • 人と話すのが好き
  • 誰かの役に立ちたい
  • 就職、転職、再就職したい
  • 新しい商品知識を吸収したい

人と話すのが好き

ドラッグストアは接客業なので、お客さんの対応や会話は必須です。

お薬相談以外に、商品案内や化粧品の説明など、お客さんに教える機会がたくさんあります。

誰かの役に立ちたい

人と話すのが好き・誰かの役に立ちたいなら、登録販売者として働くことをおすすめします。

両方のやりたいことを満たすことができる資格だからです。

就職、転職、再就職したい

就職、転職、再就職をしたいなら、登録販売者資格を取って面接に挑むこともできます。

登録販売者はドラッグストアでは必須資格のため、需要があります。

私のように、業界未経験でも雇ってくれる会社があったりします。

新しい商品知識を吸収したい

新しい商品知識を吸収したいなら、資格を取って勉強することで、お客さんに商品を提案することができます。

社会への貢献度も上がりますし、自分のノウハウも身につきます。

もっと接客がうまくなりたいと思っているなら、こちらをどうぞ。
» 【接客業おすすめ】接客・販売テクニックが学べる本まとめ

登録販売者に向いていない人

登録販売者に向いていない人の傾向です。

  • 人と話すのが苦手
  • 基本的に勉強したくない
  • 資格手当のためだけに取得する

人と話すのが苦手

登録販売者を持っているなら必須の仕事が、お薬相談です。

もし勤務した日の資格者があなただけの場合、お薬相談や医薬品の接客はあなたが担当することになります。

人と話すのが苦手なら、仕事自体に苦手意識を持つかもしれません。

しかし、人と話すのは苦手だと割り切って、お客さんに専門的な知識をていねいに教えることはできます。

基本的に勉強したくない

どんどん新商品が出てくるため、市販薬について常に勉強する必要があります。

基本的に勉強したくない人は、取ってから悩みのタネになるかもしれません。

ただ、知っておいて損はないのが市販薬の知識です。

仕事が休みの日のプライベートで、あなたの家族や友人の役に立てることができます。

資格手当のためだけに取得する

特にやる気はないけど、資格手当のためだけに取得する場合もあります。

なぜなら、ドラッグストアの社員は、登録販売者の資格が必須だからです。

所属会社からの指示で資格を取った人は、登録販売者資格に対して特別な気持ちは薄かったりします。

ただ、資格手当てによって収入は増えますが、薬を販売する責任・薬の知識・薬の副作用など、覚えなければいけない内容がたくさんあります。

店長やエリアマネージャーなどの昇格を目指すなら、お店の売上が必要です。

そのためには市販薬を販売するスキルが必要になるので、最終的に登録販売者資格が役に立ちます。

登録販売者に向き不向きな人をまとめました。

これらは個人的な意見なので、参考程度にどうぞ。

まずは登録販売者という資格を知るだけで良い

「まずは登録販売者という資格を知るだけでいい」と私は思っています。

実際に、登録販売者の仕事が合わなかった人もいます。

「お薬相談が下手で、いつも自信がない」
「管理登録販売者(1人登販)が嫌で仕方ない」
「責任を取りたくなくて、登録販売者のポジションを辞退した」

登録販売者資格が合うか合わないかはあなた次第です。

さて、登録販売者はあなたに合う資格でしょうか?

もっと登録販売者についての情報が気になるなら、下記の記事をどうぞ。

» 私「ぶっちゃけ登録販売者ってどうなのか教えます」まとめ

まとめ:登録販売者は向き不向きのある資格です

  • 登録販売者は個人的に取ってよかった資格
  • 誰かの役に立つことができる
  • 人と関わることが必須になる
  • しかし向き不向きのある資格でもある

登録販売者は2009年に施行された、比較的新しい資格です。

そのためまだ認知度は低いですが、個人的に取ってよかったので紹介しました。

ブラック企業から転職したいサラリーマンや、育児の合間に仕事をしたい主婦にも向いています。

医薬品を取り扱う資格なので、難易度はそこそこ高いです。

しかし、効率よく勉強すれば合格できます。

登録販売者の勉強法については、下記の記事をどうぞ。
» 【登録販売者】知識ゼロからでも合格できる勉強法

まだ真剣に勉強するか考えていなくても、試験概要などを知ることができます。

あなたの人生の起点になれば、幸いです。

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